「もしトラ」に不安凝縮 米紙、日本で流行語と紹介
米大統領選は日本での軽いパニックを示す流行語を生み出した―。ワシントン・ポスト紙電子版は6日、米国第一主義のトランプ前大統領が返り咲く可能性に世界が注目する中、日本では「もしトラ」という言葉にトランプ氏復権への不安がうまく凝縮されていると紹介する記事を掲載した。
「もしもトランプ氏が再び大統領になったら」を略した「もしトラ」のほか、さらに当選の確度が高い「ほぼトラ」や「まじトラ」、「確トラ」の言葉もはやっていると米国の読者に伝えた。
奈良・吉野山の桜3万本が見頃 山肌染めるピンク色
奈良県吉野町の吉野山で7日、シロヤマザクラを中心に約3万本の桜が見頃を迎え、山肌は淡いピンク色に染まった。町によると、標高の低い下千本、中千本エリアは既に満開になった。昨年より開花が1週間ほど遅いという。
吉野山の桜は約1300年前、修験道の開祖とされる役行者が吉野で修行し、桜の木に蔵王権現を刻んだとの伝承から、神木として保護されてきた。山全体に桜が咲き広がる景色から「一目千本」とも称される。標高の高い上千本は8日ごろ、山頂付近の奥千本は13日ごろに満開になる見込み。
女児の成長祈る流しびな 奈良・吉野川
奈良県五條市の吉野川で7日、女児の健やかな成長を祈る伝統行事「流しびな」があった。地元の人ら約40人が参加。女児らは川近くの寺で法要に参列後、千代紙のひな人形を竹の皮でできた船に乗せ、川面に静かに浮かべた。江戸時代から続く行事で、戦争などで途絶えた時期もあったが、1973年からは4月最初の日曜日に開催している。
ガザ侵攻拡大、飢饉が切迫 死者3万人、建物57%損壊
イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘で、パレスチナ自治区ガザ側の死者は3万3千人以上になった。国連などは、ガザ人口の半数に当たる約110万人が「壊滅的な食料不足」に苦しみ、飢饉が切迫していると警告。軍は北部から始めた地上侵攻を南部まで進め、家々をなぎ倒す。衛星画像のデータ分析では、ガザの建物の約57%が損壊したと推定される。
国連人道問題調整室(OCHA)やガザ保健当局によると、犠牲者のうち子どもが約1万4500人、女性が少なくとも9500人で、計約7割を占める。イスラエル側は1200人以上が死亡した。
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中国3連休、1億人超が国内旅行 新型コロナ前より増加
中国の文化観光省は7日までに、祖先を供養する伝統的な祭日「清明節」に伴う4~6日の連休に、延べ1億1900万人が国内を旅行したと発表した。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年の3連休と比べて11・5%増えた。
マイカーや自転車などで近場の観光地に出かけるのが人気で、花見や文化体験、グルメへの関心が高かった。観光客の支出も12・7%増の539億5千万元(約1兆1300億円)だった。海外旅行に出かけた人は延べ99万2千人で19年と同水準。渡航先は日本やタイ、韓国、香港が人気だったという。