2024年3月25日 今日の出来事

自民・二階氏「政治責任は全て私自身に」 裏金事件受け不出馬表明

自民・二階氏「政治責任は全て私自身に」 裏金事件受け不出馬表明

自民党の二階俊博元幹事長(85)=衆院和歌山3区=は25日、党本部で記者会見を開き、次期衆院選に出馬しない意向を表明した。派閥の政治資金パーティー裏金事件で、二階氏の秘書の有罪が確定し、二階派(志帥会)の元会計責任者が在宅起訴されたことについて「政治不信を招く要因となったことに、深くおわびを申し上げる」と陳謝。そのうえで「政治責任は全て、監督責任者である私自身にあることは当然のことだ。本日、岸田文雄総裁に次期衆院選に出馬しないことを伝えた」と述べた。

二階氏、年齢の質問に不快感「お前もその年が来る」「ばかやろう」

二階氏、年齢の質問に不快感「お前もその年が来る」「ばかやろう」

次期衆院選への不出馬を表明した自民党の二階俊博元幹事長(85)が25日の記者会見で、年齢に関する記者の質問に「ばかやろう」などと不快感を示す場面があった。

記者から「不出馬を決めたのは政治資金パーティーの不記載の責任を取られたのか、それともご自身の年齢の問題なのか」と問われると、ぶぜんとした表情で「(出馬について)年齢には制限があるか」と記者を問いただした。記者は「制限はない」と答えたが、二階氏は怒りが収まらない様子で「お前もその年(が)来るんだよ」「ばかやろう」と続けた。

岸田首相が「金正恩氏と会談意向」 与正氏表明、日本に譲歩要求―北朝鮮

岸田首相が「金正恩氏と会談意向」 与正氏表明、日本に譲歩要求―北朝鮮

北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長は25日、談話を発表し、岸田文雄首相が最近、「できるだけ早い時期」に金正恩朝鮮労働党総書記と会談したいとの意向を北朝鮮側に伝えてきたと明らかにした。その上で、日朝関係を前に進めるために重要なのは「日本の政治的決断だ」と主張し、日本側に拉致問題で譲歩するよう迫った。

与正氏は正恩氏の妹。談話では「日本が拉致問題に固執するなら、首相は人気集めをしているにすぎないという評判を避けられなくなるだろう」とけん制し、拉致問題は「解決済み」とする従来の立場を改めて強調した。

北朝鮮キム・ヨジョン氏 談話 “岸田首相が早期に会談の意向”

モスクワでの銃乱射、アメリカの警告をプーチン大統領は「恐喝だ」と一蹴

3月22日、モスクワのコンサートホールが襲撃され、100人以上が死亡した。
3月初め、アメリカ大使館はテロ攻撃の可能性を警告する安全警報を共有したという。
数日前、ウラジーミル・プーチン大統領はこの考えを西側からの「恐喝だ」と一蹴した。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、2024年3月22日にモスクワのコンサートホールを銃撃犯が襲撃する数日前に、モスクワで起こりうるテロ事件についてのアメリカの警告を退けていた。

武装集団がモスクワのクロッカス・シティ・ホールを襲撃し、130人以上が死亡したと調査委員会が報告した。

イスラエル、囚人釈放倍増に同意 休戦交渉、ハマスは数日中に回答か

イスラエル、囚人釈放倍増に同意 休戦交渉、ハマスは数日中に回答か

パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止を巡る交渉で、イスラエルはイスラム組織ハマスの拘束下にある人質40人の解放と引き換えに釈放するパレスチナ囚人について、従来の400人から800人程度にまで増やすことに同意した。イスラエルが譲歩姿勢を示した形だが、交渉の先行きは予断を許さない。

日米韓、太平洋で開発協力 基幹事業数件で、近く発表

日米韓、太平洋で開発協力 基幹事業数件で、近く発表

米国際開発局(USAID)のリー政策局次長は25日、日米韓で連携して太平洋諸国や東南アジアで開発協力事業を実施する見通しだと明らかにした。既に取り組んでいるアフリカ・ガーナでの保健医療分野での案件に加え、4~5件を日米韓協力の基幹事業と位置付ける。

リー氏は、巨額の援助を通じて太平洋やアフリカで影響力を拡大する中国を念頭に、発展途上国が膨大な借金を抱えないような「透明性の高い」援助を日米韓で提供する必要があると強調した。基幹事業には、通信分野などが含まれると説明した。

大谷翔平、水原一平氏の疑惑であす会見

大谷翔平、水原一平氏の疑惑であす会見…ロバーツ監督「もう少し問題がクリアになると思う」

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平(29)は24日、通訳を解雇された水原一平氏(39)の違法賭博疑惑について、25日(日本時間26日)に報道陣の取材に初めて応じる意向を明らかにした。ロバーツ監督は「正しいことだし、彼が自分の知っていることや考えを話してくれるのはうれしい。もう少し問題がクリアになると思う」と語った。

東電柏崎刈羽原発でIAEAが核物質防護を調査 テロ対策に不備

東電柏崎刈羽原発でIAEAが核物質防護を調査 テロ対策に不備

テロ対策の不備が相次いだ東京電力柏崎刈羽原発で、国際原子力機関(IAEA)の専門家チームは25日、核物質防護に関する改善状況の調査を始めた。東電の依頼を受けた現地調査で、4月2日まで実施する。

同原発では2021年1月以降、社員のID不正利用や侵入検知設備の故障などテロ対策の不備が相次いで発覚。原子力規制委員会が同年4月、事実上の運転禁止命令を出し、検査の結果、昨年12月に命令を解除していた。東電は7号機の再稼働を目指しており、地元同意が焦点になっている。

求む!サイバー対策人材 10年で求人数24倍の激しい獲得競争

求む!サイバー対策人材 10年で求人数24倍の激しい獲得競争

サイバー攻撃への対策が企業の重大課題となる中、ここ10年間で関連求人数が24倍に拡大していることが明らかになった。

リクルートが3月、転職サービス「リクルートエージェント」の転職動向をまとめた。調査によると、2023年のサイバーセキュリティー関連求人数は、14年比24・3倍だった。特に伸長したのは18~19年で、20年に開催される予定だった東京オリンピックを前に重要インフラを狙ったサイバーテロへの懸念が高まったためと見られる。

中国人の海外旅行先、日本が首位 4月連休、花見目当て

中国人の海外旅行先、日本が首位 4月連休、花見目当て

中国のオンライン旅行販売大手、携程集団(トリップドットコム・グループ)は25日までに、4月4~6日の「清明節」連休に合わせた海外旅行の渡航先で日本が首位になるとの予測を発表した。花見を目当てに訪れる人が多いという。

今年2月の春節(旧正月)連休では、海外渡航先の人気首位はタイだった。この清明節はタイやシンガポールなど東南アジアへの旅行熱が下がる一方、日本の人気が高まっているという。

北海道、ヒグマ頭数抑制へ 90年から倍増1・2万頭

北海道、ヒグマ頭数抑制へ 90年から倍増1・2万頭

北海道は25日、ヒグマの保護・管理に関する有識者検討会で、2022年時点の個体数が1990年比で約2・3倍の推定約1万2千頭(中央値)に上り、「絶滅が危惧される水準にはない」と明らかにした。その上で、人里での目撃や、農業被害が深刻化しているとして頭数を減らす方針を示した。北海道によると、23年は道内で9人がヒグマに襲われ、2人が死亡した。