北朝鮮がソウル狙う兵器改良、ロシア輸出も想定か
北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、北朝鮮で兵器開発を担う国防科学院が、誘導型の「放射砲(多連装ロケット砲)」弾と弾道誘導システムを新たに開発することに「成功した」と報じた。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は昨年末以降、韓国を「主敵」と規定、有事にはその領土を「占領・平定」する方針を打ち出し、韓国攻略を想定した兵器開発を加速させている。北朝鮮はウクライナを侵攻中のロシアへ122ミリロケット砲弾などを大量に供給しているとされるが、240ミリ砲弾の改良について韓国の専門家は、ロシアへの輸出も見据えていると分析している。
トランプ氏発言「ぞっとするほど危険」 NATO巡り米大統領
バイデン米大統領は11日、声明を発表し、トランプ前大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国への攻撃をロシアに促すような発言をしたことを「ぞっとするほど危険だ」と非難した。
バイデン氏は「トランプ氏はプーチン(ロシア大統領)にさらなる戦争と暴力の許可を与えようとしている。自由なウクライナに対する残忍な侵攻を続けさせ、ポーランドとバルト3国にも拡大させることを認めるものだ」と指摘。「悲しいことに、(トランプ氏は)大統領執務室に戻れば初日から独裁者として統治すると約束している人物であり、予測可能なことだ」とも述べた。
トランプ前大統領 在任中“NATO加盟国攻撃 ロシアに促す”発言
トランプ氏は在任中、NATOの加盟国の多くがアメリカに防衛を依存していると不満を示していたが、演説の中で、当時NATOの加盟国の首脳から「十分な軍事費を負担していない加盟国がロシアからの攻撃を受けたとしてもアメリカは防衛しないのか」という趣旨の質問をされ、その際「防衛しない。むしろロシアに対して望むようにするよう促すと答えた」と述べた。
イスラエル軍、人質2人救出 ガザ当局「住民約100人が殺害された」
イスラエル軍、人質2人救出…ガザ当局は「この作戦で住民約100人が殺害された」と発表
イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファでの作戦で、イスラム主義組織ハマスに拉致されたイスラエル人の人質2人を救出したと発表した。一方、ガザの保健当局は、この作戦でパレスチナ人の住民約100人が殺害されたと発表した。ラファにはガザ北部や中部から約150万人の避難民が押し寄せ、テントなどで暮らしている。
ガザ住民の安全確保要請 未明の空爆で50人超死亡―米大統領
バイデン米大統領は11日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、パレスチナ自治区ガザ最南端の都市ラファへの軍事作戦について、避難している住民の安全を確保する計画なしに「進めるべきではない」と強調した。
AFP通信はガザ保健当局の情報として、12日未明にイスラエル軍によるラファへの激しい空爆があり、少なくとも52人が死亡したと伝えた。住居14棟とモスク(イスラム礼拝所)3カ所が被害を受けたとされる。同軍は12日、情報機関も加わったラファでの作戦で、昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲の際に拉致された人質2人を救出したと発表した。
能登半島地震から6週間 今もなお2万人余の厳しい避難生活続く
能登半島地震から6週間 今もなお2万人余の厳しい避難生活続く
能登半島地震から12日で6週間。今もなお少なくとも2万3000人が避難所や親戚の家に身を寄せたり車中泊を続けたりしていて、長期に及ぶ厳しい避難生活を余儀なくされている。
241人の死亡、11人の安否不明
6万棟以上の住宅に被害、3万4000戸以上で断水
避難所で1万3000人余り
親戚の家などで6000人余り
自宅でおよそ4000人
車中泊で120人余りなど