2024年7月22日 今日の出来事

バイデン氏が米大統領選撤退を表明 高齢批判の高まり受け決断

バイデン氏が米大統領選撤退を表明 高齢批判の高まり受け決断

米民主党のジョー・バイデン大統領(81)が21日、再選を目指す11月の大統領選からの撤退を表明した。「X」(ツイッター)に声明を投稿した。6月27日に実施された共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)とのテレビ討論会で言葉に詰まるなど精彩を欠き、高齢批判が高まっていた。

バイデン氏はXへの投稿で、残りの任期の職務は続けると説明。その上で、後任候補として政権ナンバー2のハリス副大統領(59)を推薦した。副大統領候補からの「昇格」となり、バイデン陣営が集めた選挙資金や政策を引き継げるなどメリットが多い。またバイデン氏より20歳以上若く「世代交代」をアピールでき、黒人票の取り込みも期待できる。

米有力紙「勇気ある選択」 バイデン氏撤退を称賛

後継候補のハリス氏、女性・黒人・アジア系の全てで初の副大統領…トランプ政権の閣僚を追及し頭角

後継候補のハリス氏、女性・黒人・アジア系の全てで初の副大統領…トランプ政権の閣僚を追及し頭角

米大統領選からの撤退を表明した民主党のジョー・バイデン大統領(81)は、後継候補としてカマラ・ハリス副大統領(59)への支持を宣言した。女性、黒人、アジア系の全てで初めての副大統領を務めるハリス氏は、民主党が掲げる米国の多様性を体現する存在だ。

ハリス氏は、ジャマイカ出身の経済学者の父、インド出身の生物学者の母のもと、1964年にカリフォルニア州で生まれた移民2世だ。

ロースクールで学んだ後、2004年にサンフランシスコ地方検事、11年にカリフォルニア州の司法長官に就任した。いずれも黒人女性として初めてだった。16年には黒人女性として史上2人目となる上院議員に当選した。

議会では、トランプ政権の閣僚らを鋭く追及し、頭角を現した。20年の大統領選に出馬し、ライバルだったバイデン氏を討論会で激しくやり込めたこともある。

東海道新幹線、運転見合わせ 浜松-名古屋で終日…保守車両脱線、2人けが

東海道新幹線、運転見合わせ 浜松-名古屋で終日―保守車両脱線、2人けが

22日午前3時35分ごろ、愛知県蒲郡市の東海道新幹線上り線で、停止していた保守車両に別の保守車両がぶつかり、2台とも脱線した。この影響で、JR東海は浜松―名古屋間の上下線で終日運転を見合わせた。

JR東海によると、事故が起きたのは豊橋―三河安城間で、レール下に敷かれるバラスト(砕石)を散布する車両が、停止していた別の保守車両にぶつかった。散布車を運転していた男性ら2人が足を打撲するなどのけがをしたが、命に別条はない。散布車は名古屋から豊橋に回送中だったといい、同社が詳しい原因を調べている。

新型コロナ、8~9月に流行拡大 有識者、治療費軽減を要望

新型コロナ、8~9月に流行拡大 有識者、治療費軽減を要望

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、厚生労働省は22日、有識者から医療機関や高齢者施設などの状況に関するヒアリングを実施した。国立感染症研究所は8~9月にかけ流行が拡大すると予測。出席者からは新型コロナの治療薬代が高額だとして負担軽減を求める声が上がった。

新型コロナの医療費は3月末で公費支援が終わり、4月から通常の医療体制になった。薬の通常窓口負担が1万5千円から3万円程度かかる。

全国260地点で猛暑日 栃木・佐野市と甲府市で39.1度

全国260地点で猛暑日 栃木・佐野市と甲府市で39.1度

日本列島は22日、太平洋高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、連日の猛烈な暑さに見舞われた。全国914の観測点のうち、今年最多の260地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。午後2時までに最高気温が30度以上の真夏日となったのは、猛暑日の場所を含めて761地点だった。23日も厳しい暑さが続く見通しで、熱中症に厳重な警戒が必要だ。

気象庁によると、栃木県佐野市と甲府市で39・1度となった。多くの観測点で今年の最も高い気温を記録した。

首都圏マンション、13%下落 3年ぶり、7677万円

首都圏マンション、13%下落 3年ぶり、7677万円

不動産経済研究所が22日発表した2024年上半期(1~6月)の首都圏(1都3県)の新築マンション1戸当たりの平均価格は、前年同期比13・5%低い7677万円だった。下落は3年ぶり。前年同期に1億円の大台を初めて超えた東京23区が、16・3%低い1億855万円と大きく下落したことが影響した。

首都圏の発売戸数は13・7%減の9066戸。地域別では、東京23区が32・3%減の3319戸、23区を除く東京は5・2%増の877戸、神奈川が10・6%増の2162戸、埼玉が31・2%減の891戸、千葉が19・8%増の1817戸だった。

米軍関係者の性犯罪摘発、1989年以降に166件 警察庁

米軍関係者の性犯罪摘発、1989年以降に166件 警察庁

米軍関係者による性犯罪の摘発は、全国の警察で1989年から今年5月までに166件に上っていたことが警察庁への取材で判明した。米軍関係者は軍人と軍属、その家族。罪種別の内訳は、現在の不同意性交(以前の強姦(ごうかん)、強制性交など)が91件、不同意わいせつ(以前の強制わいせつなど)が75件だった。

2014年から今年5月までの10年間ほどの摘発は45件で、1都9県で摘発があった。沖縄が16件で最多で、東京14件、山口4件、神奈川3件、青森と長崎が各2件、岩手、埼玉、広島、福岡が各1件だった。今年は3件で、いずれも沖縄だった。