2023年7月8日 今日の出来事

安倍晋三元首相の一周忌法要、首相ら参列 東京・芝公園の増上寺

2022年7月に銃撃されて死去した安倍晋三元首相の一周忌法要が8日午前、東京・芝公園の増上寺で営まれた。岸田文雄首相、森喜朗元首相ら首相経験者、安倍氏の妻昭恵氏ら親族、自民党幹部、政府関係者などが参列した。

法要は安倍家、自民党、安倍派(100人)が主催した。同日午後1時から4時までは増上寺で一般の参列を受け入れ、献花台も設置する。

法要後、近くのホテルで開かれる「直会(なおらい)」では、首相や昭恵氏のあいさつが予定されている。その後、首相はジャーナリストの桜井よしこ氏らが呼びかけ人を務める「安倍晋三元総理の志を継承する集い」にも出席する。

ウクライナのNATO加盟、トルコ大統領が支持を表明

トルコのエルドアン大統領は7日、イスタンブールでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。エルドアン氏は会談後の共同記者会見で「ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)加盟に値する」と表明し、加盟を求めるウクライナの方針を支持する考えを示した。

トルコはロシアによるウクライナ侵攻を巡り、NATO加盟国の中では際立ってロシアに配慮する立場を取るが、一方でウクライナに寄り添う姿勢も示した形だ。ゼレンスキー氏は、エルドアン氏の支持表明を「うれしく思う」と評価した。

エルドアン氏は昨年2月の開戦直後から停戦仲介を試みている。今回のゼレンスキー氏に続き、「来月にはロシアのプーチン大統領がトルコを訪問する」と語った。これに対し、ゼレンスキー氏は「トルコは和平で指導力を発揮しようとしている」と述べるにとどめ、ロシアとの対話については温度差が浮き彫りとなった。

ウクライナの民間人死者9170人超 ロシア侵攻後…国連

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は7日、ロシアによるウクライナ侵攻開始から500日を前に公表した報告書で、侵攻が始まった昨年2月24日から今年6月末までにウクライナで死亡が確認された民間人が9177人に達すると明らかにした。負傷者は1万5993人。戦闘が激しい地域の実情把握が困難なため、「実際の市民の死傷者数ははるかに多い」と指摘した。

九州北部や中国で大雨 島根は線状降水帯発生…気象庁

東北から九州にかけての日本海側では8日、対馬海峡から東北南部に延びる梅雨前線の影響で雨が降った。同日午前は島根県、午後は九州北部や中国地方西部で大雨になり、気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に警戒するよう呼び掛けた。前線は11日にかけて停滞する見通しで、突風や落雷にも注意が必要という。

気象庁は8日午前7時40分ごろ、島根県で発達した雨雲が連なる線状降水帯が発生したとの情報を発表。出雲市や松江市などには土砂災害警戒情報や避難指示が出された。

9日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州北部250ミリ、北陸と東海180ミリ、関東甲信と中国150ミリ、東北と近畿120ミリ。

その後、10日午後6時までの同雨量は、九州北部100~200ミリ、関東甲信と北陸、東海、近畿、中国50~100ミリ。11日午後6時までの同雨量は、北陸と九州北部50~100ミリ。

【1年前の今日の出来事】 2022年7月8日