年末年始のJRと国内線利用者、21年度比1.1倍 国際線は6.2倍
JR旅客6社は6日、年末年始期間(2022年12月28日~今月5日)に新幹線や在来線特急などの主要線区を利用した人数が21年度比1.1倍の983万4000人だったと発表した。新型コロナウイルス禍前の18年度比では84%。1日当たりの利用者数は記録が残る1991年度以降で下から16番目だった。
年末年始の利用、ハワイ便は前年の20倍 国際線で回復基調鮮明
航空各社は6日、年末年始(昨年12月28日~1月5日)の利用状況を発表した。国際線の利用者は全日空が前年同期比5.8倍の14万人、日本航空が5.1倍の14万2千人だった。ハワイ便では両社とも20倍前後に増えた。コロナ禍前の2019年度と比べると、全日空で48.1%、日本航空で56.9%だった。円安によるインバウンドの増加や海外からの一時帰国需要があったとみている。
国内線の利用者は全日空が前年比17.3%増の115万9千人、日本航空が5.2%増の93万8千人だった。19年度比では、全日空で約8割、日本航空で約9割まで回復した。スカイマークでは前年比3.5%増の20万9千人で、19年度と比べて98%とほぼ同水準まで回復した。
はしご乗りに大きな拍手、演奏パレードも 東京消防庁の出初め式
新春恒例の東京消防庁の出初め式が6日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。大規模災害を想定した救助・消火訓練のほか、江戸時代の「火消し」の伝統を受け継ぐはしご乗りなどが披露され、観客から大きな拍手が湧いた。
式には職員や消防団員ら約2500人が参加し、消防車や消防艇、ヘリコプターなど約130台が集結した。音楽隊による演奏パレードに続き、首都直下地震による複合災害を想定した訓練が実施され、ドローンを使った被災状況の把握や、倒壊した高層ビルに取り残された人の救助訓練などを実演した。
ソニー・ホンダ、試作車でデモ 米家電見本市が開幕
米ネバダ州ラスベガスで5日、世界最大級の家電IT見本市「CES」が開幕した。電気自動車(EV)など車関連の出展が目立つ。
今回のCESの目玉は、ソニーグループとホンダのEV新会社「ソニー・ホンダモビリティ」が初披露した新型EV「AFEELA(アフィーラ)」の試作車だ。映像、音響やゲーム機などクリエーティブな分野で強みを発揮する総合電機メーカーのソニーと、自動車メーカーのホンダが手を組んだことが話題を呼び、会場には多くの人が押し寄せた。
CESは、新型コロナウイルス禍の2021年の中止を経て2年連続の開催。出展企業は3200社を超え、来場者は前年比2倍超の10万人を見込む。
日米技術協力、AIやバイオも 半導体以外に拡大…閣僚会談で合意
訪米中の西村康稔経済産業相は5日、米首都ワシントンでレモンド米商務長官と会談した。経済安全保障の観点から、デジタル社会に欠かせない次世代半導体の早期実用化に向けた政府支援を強化することに加え、人工知能(AI)やバイオテクノロジー、量子関連を含む新興技術全般に協力分野を拡大していくことで合意した。
西村氏は会談後、今年の先進7カ国(G7)議長国として米国との意思疎通が欠かせないと記者団に説明した上で、経済競争の勝敗を分ける次世代半導体について「日米の連携を一層強化していくことで一致した」と強調した。レモンド氏も声明で「新興技術の促進や保護に向けて協力する重要性を議論した」と指摘した。
ロシア軍が36時間の停戦状態に プーチン氏命令、一方的に宣言
ロイター通信によると、ロシア国営テレビは6日、ウクライナの前線に駐留するロシア軍に対して出されたプーチン露大統領の一時停戦命令が、モスクワ時間の6日正午(日本時間同日午後6時)、効力を発したと報じた。露軍は36時間の停戦状態に入った模様だ。
プーチン氏は5日、ショイグ国防相に対し、ロシア正教のクリスマス(7日)に合わせて戦闘行為を一時的に停止するよう指示していた。ウクライナはロシア軍が態勢を整えるために一時停戦を利用しようとしているとして強く反発しており、ロシア側が一方的に停戦を宣言した形だ。
全国のコロナ死者、過去最多456人 新規感染者は24万5542人
厚生労働省は6日、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が456人確認されたと発表した。1日当たりの死者数で過去最多を更新した。新規感染者数は全国で24万5542人だった。
東京都内で新たに2万720人コロナ感染、2日連続で1週間前を上回る
東京都は6日、新型コロナウイルスの感染者を都内で新たに2万720人確認したと発表した。前週の同じ曜日から6195人増え、2日連続で1週間前を上回った。
【1年前の今日の出来事】 2022年1月6日