ロシア砲撃で10人死亡 ヘルソン市、ゼレンスキー氏「イブの殺人」
ウクライナ南部ヘルソン州のヤヌシェビッチ知事は24日、州都ヘルソン中心部がロシア軍に砲撃され、市民10人が死亡、18人が重篤な状態にあると発表した。負傷者には6歳の子供が含まれているという。ウクライナメディアが伝えた。ゼレンスキー大統領は交流サイト(SNS)上で「クリスマスイブのテロであり、殺人だ」とロシアを非難。「世界はウクライナがどんな絶対悪と戦っているかを知るべきだ」と訴えた。
ゼレンスキー氏は24日、クリスマスを祝うビデオ声明も発表。前線での戦闘に加え、露軍の電力インフラ攻撃で国全体が困難な状況にあると認めた上で、「ここで屈すればロシアの思惑通りになる」と強調。「涙はやがて喜びに変わり、絶望の後に希望が訪れると信じている。奇跡は待つものではなく、自分たちで起こすものだ」と国民に抗戦の継続を呼びかけた。
中国の薬局、早くも便乗値上げ…コロナで極度の医薬品不足受け4~5倍に
中国では新型コロナウイルスの感染爆発が始まった今月上旬以降、極度の医薬品不足を背景に4~5倍に価格をつり上げる薬局が相次ぐ。政府は大規模な実態調査や医薬品メーカーの増産支援に乗り出したものの、感染者の急増に歯止めがかからず、早期の品薄解消は難しいとみられる。
薬不足や住民の不安な心理を反映し、SNS上では様々なデマが飛び交う。桃の成分にビタミンCやカリウムが含まれていることから、「コロナ対策になる」と期待して桃の缶詰を買い求める人が急増した。9日には製造・販売を手がける遼寧省大連市の食品会社が「黄桃自体に薬効はない」との声明を出す事態となった。中国メディアでは、果実市場やスーパーでビタミンCを多く含むレモンを住民が奪い合う姿が報じられた。
ブランクで技術力劣化?が原発増設の壁に 再エネとの価格競争も
岸田政権は原発の新規建設に前のめりになっている。ところが、原発の建設は、東芝が撤退した米国だけでなく、欧州でもうまくいっていない。再生可能エネルギーなど他電源との激しいコスト競争や、関連の機器や資材を供給する体制の劣化が指摘されている。
風が冷たいクリスマス 九州~東海10℃前後で年末らしい寒さ 29日は寒さ厳しく
きょう25日、午後2時までの最高気温は九州~東海ではきのう24日に比べて4℃前後高くなったが、それでも平年並みの気温となっている。北陸や北日本では、風が身に沁みる寒さだ。この先も年末らしい寒さが続き、29日(木)はさらに厳しい寒さになる予想。
この先、大晦日にかけて冬型の気圧配置となる日が多く、年末らしい寒さが続く見込み。29日(木)は、全国的に風が強まり、きょうよりもさらに厳しい寒さになる。朝晩の冷え込みも続きそうだ。
オミクロン対応ワクチン、進まぬ接種 全人口の32%止まり
新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新ワクチンの接種率が、開始から24日までの3カ月余りで全人口の32.5%、重症化リスクの高い高齢者でも54.3%と伸び悩んでいる。年末年始の感染拡大を防ぐため、政府は年内に希望者への接種完了を目指していたが、専門家は「今の接種率は不十分」としており、さらに感染者や死者が増える懸念が強まっている。
終わりのないワクチン接種に対する「接種疲れ」や、副反応への懸念、有効性を示すデータが当初少なかったことなどが低迷の原因とみられる。
全国で新たに14万9665人感染 前週比1.3万人増 新型コロナ
厚生労働省は25日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに14万9665人確認されたと発表した。1週間前の日曜日から約1万3000人増えた。
主な都道府県の新規感染者数は、北海道3378人▽東京都1万5403人▽愛知県8669人▽大阪府8912人▽福岡県8115人――など。
【1年前の今日の出来事】 2021年12月25日