稲盛和夫さん死去 90歳 戦後を代表する経営者 京セラ創業
電子部品大手の京セラを創業し、通信大手KDDIの設立や日本航空の再建にも関わった戦後を代表する企業経営者、稲盛和夫(いなもり・かずお)さんが24日、老衰のため京都市内の自宅で亡くなった。90歳。葬儀などは近親者を中心に営んだ。お別れの会を後日執り行う予定。
鹿児島市生まれ。鹿児島大工学部卒業後、京都にあった碍子メーカーを3年で退社し、27歳だった1959年に京都セラミック(現京セラ)を設立。66年社長に就任し、セラミックを使った集積回路(IC)パッケージなどの電子部品や産業用部品などを開発・製造販売し、急成長させた。
台風11号、猛烈な勢力で沖縄本島接近 暴風高波警戒―気象庁
非常に強い台風11号は30日夜、沖縄県・南大東島のほぼ東海上を西へ進んだ。31日朝から昼前に大東島地方を通過し、午後からは猛烈な勢力で沖縄本島に接近する見込み。気象庁は暴風や高波に厳重に警戒し、早めに対策を取るよう呼び掛けた。大東島地方を中心に大雨の恐れもある。
11号は9月1日には沖縄本島の南西海上へ進み、2日と3日はほぼ停滞。4日に東シナ海へ北上するとみられ、荒天が長引くと予想される。
11号は30日午後6時、南大東島の東北東約340キロの海上を時速30キロで西へ進んだ。中心気圧は935ヘクトパスカル、最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートル。半径95キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、北東側220キロ以内と南西側165キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
31日に予想される最大瞬間風速は大東島地方70メートル、沖縄本島35メートル。波の高さは大東島地方9メートル、沖縄本島7メートル、奄美地方6メートル、先島諸島4メートル。大東島地方の31日午後6時までの24時間雨量は多い所で180ミリと予想される。
HIS、ハウステンボス売却発表 計1000億円、香港の投資会社に
旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は30日、保有する長崎県佐世保市のリゾート施設「ハウステンボス」の全株式を香港に拠点を置く投資会社PAGに売却すると発表した。ハウステンボスの株式を持つ九州電力など地元5社も全株式をハウステンボスに売却すると発表した。売却額は計約1000億円。HISは新型コロナウイルス流行による海外旅行客の急減で経営が悪化しており、資産売却で手元資金を厚くして財務改善を図る。
HISの売却額は666億円。同社広報によると、ハウステンボスの雇用は原則維持されるという。
中國 共産党大会、10月16日開幕 習氏3期目人事、台湾問題焦点
中国共産党中央政治局会議は30日、第20回党大会を10月16日に北京で開催すると決定した。国営新華社通信が伝えた。党大会では、異例の3期目入りが見込まれる習近平総書記(国家主席)をトップとする次期指導部人事が焦点。緊張が高まる台湾情勢に関する言及も注目される。
全国で新たに15万2546人の感染確認 前週比5.5万人減
新型コロナウイルスの感染者は30日、全国で新たに15万2546人確認された。前週の火曜日より約5万5000人減る一方、死者は319人と16日連続で200人を超えた。重症者は前日より10人減って618人だった。
東京で新たに1万4219人の感染確認 前週から7500人減
東京都は30日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万4219人確認されたと発表した。このうち247人は埼玉県によるオンラインでの登録分。前週火曜日(2万1770人)から約7500人減少した。新たに26人の死亡も確認された。
【1年前の今日の出来事】 2021年8月30日