大阪ビル放火 61歳容疑者が死亡 真相究明は極めて困難に
大阪市北区の雑居ビルに入るクリニックで院長の西沢弘太郎さん(49)らが死亡した放火殺人事件で、大阪府警は30日夜、意識不明の重体だった谷本盛雄容疑者(61)=職業不詳=が死亡したと発表した。同日午後7時5分に死亡が確認された。煙を吸い込んだことに伴う重度の一酸化炭素(CO)中毒が死因とみられる。容疑者への取り調べが不可能になり、事件の真相究明は極めて困難な状況になった。死者は計26人。
日本海側、元日にかけ大雪の恐れ 交通障害に警戒
日本付近は1月1日にかけて強い冬型の気圧配置となり、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となる見込みだ。気象庁は30日、積雪や路面の凍結による交通障害に警戒を呼び掛けた。
31日朝までの24時間予想降雪量はいずれも多い所で、北陸80センチ、関東甲信、東海50センチ、東北、近畿40センチ、中国30センチ。その後の24時間は、北陸70~90センチ、関東甲信60~80センチ、東北、近畿50~70センチ、中国40~60センチ、東海30~50センチを見込む。
オミクロン株、22都府県に拡大 都市部で市中感染相次ぐ
新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」が国内で確認されてから30日で1カ月を迎えた。これまでの国内感染者は計500人。大半は検疫で見つかっているが、市中感染とみられる例も9都府県で報告され、東京や大阪など都市部で相次ぐ。入国後に感染が判明した人も含めると、確認自治体は22都府県に上る。最近の国内感染者数増加はオミクロン株が影響している可能性もある。
東京、新たに64人がコロナ感染 兵庫や島根でオミクロン株確認
東京都は30日、新たに64人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者数は前週の木曜日と比べ27人増えた。1週間平均は48.7人で前週比164.5%。都基準による重症者は前日と同じ1人だった。都内では変異株「オミクロン株」の感染者が新たに9人判明した。このうち30代男性の感染経路が不明。空港の検疫所に勤務する50代女性の感染も確認された。
兵庫県は女性3人がオミクロン株に感染したと発表した。いずれも海外渡航歴はなく、県内初の市中感染とみられる。ワクチンは2回接種済みで、無症状か軽症という。
島根県でも3人のオミクロン株感染が明らかになった。海外渡航歴はなく、県内での感染確認は初めて。このほか、大阪府や京都府でも市中感染とみられるケースが判明した。
1日18万人感染、英国で過去最多 首相「未接種なら入院率は8倍」
英国で29日、新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染の報告が18万人を超え、昨年のパンデミック開始以来で最多記録を更新した。イングランドで感染者の9割を占めるオミクロン株の急拡大が影響している。