2021年12月13日

10万円支給、首相「現金一括」容認 首長らはおおむね歓迎
18歳以下の子供に10万円相当を給付する政府方針を巡り、岸田文雄首相は13日の衆院予算委員会で、地方自治体が希望すれば年内に全額を現金で一括給付することを認める意向を示した。政府は原則として年内に現金5万円を給付、来春にクーポン5万円分を配布すると説明。クーポンの給付で約900億円の事務経費がかかり、自治体の事務負担が増えることから批判の声が出ていた。実質的な軌道修正に対し、各地の首長らからはさまざまな反応が聞かれた。

米 南部・中西部 竜巻で100人超が死亡か
アメリカの南部と中西部の広い範囲で10日から11日にかけて、竜巻が発生した。死者数はケンタッキー州だけで100人を超えると見られている。CNNによると、ケンタッキー州やイリノイ州など8つの州で50以上の竜巻が発生している。バイデン大統領は、今回発生した竜巻はアメリカ史上最大級だとの認識を示し連邦政府として復旧支援に全力を挙げる考えを示している。

今年を表す漢字は「金」 京都・清水寺で発表 日本漢字能力検定協会
2021年の世相を表す漢字は「金」――。日本漢字能力検定協会(京都市東山区)は13日、全国から募集した「今年の漢字」を、清水寺(同)の舞台で発表した。同寺の森清範(せいはん)貫主(かんす)(81)が縦1.5メートル、横1.3メートルの和紙に大きな筆で書き上げた。

日本全国からはがきやインターネットで募った漢字の中から、最も多いものを選んだ。同協会によると、22万3773票の応募のうち、「金」は1万422票。理由で多かったのは、東京五輪・パラリンピックで日本人選手が多数の金メダルを獲得したことや、大谷翔平選手の大リーグMVP受賞など各界で多くの金字塔が打ち立てられたこと、コロナ関連の給付金が議論されたことだったという。2位は「輪」(1万304票)、3位は「楽」(6165票)だった。

作曲家の鈴木淳さんが死去 87歳 伊東ゆかりの「小指の想い出」手がける
作曲家の鈴木淳(すずき・じゅん、本名・藤田順二郎)さんが9日午前1時に都内の自宅で虚血性心不全のため、死去したことが13日分かった。山口県出身、87歳だった。

鈴木さんは早大卒業後、雑誌編集者を経て、1963年に「恋なんてしたくない」で作曲家デビュー。67年に伊東ゆかりに提供した「小指の想い出」が大ヒット。伊東はこの年の日本レコード大賞歌唱賞を受賞した。1973年に八代亜紀に提供した「なみだ恋」も60万枚の大ヒットを記録し、八代もこの年の日本レコード大賞歌唱賞を受賞した。他にも、ちあきなおみの「四つのお願い」や、プロ野球ヤクルトの旧球団歌「とびだせヤクルトスワローズ」などの作曲も手がけた。2005年春の叙勲で、旭日小綬章を受章した。

ふたご座流星群、14日ピーク 午前2~5時、1時間に40個以上予想
3大流星群の一つ、「ふたご座流星群」が14日にピーク(極大日)を迎える。国立天文台によると、今年は14日午後4時ごろが極大時刻。13日夜から14日夜明け前にかけて1時間に20~30個、空の暗い場所では月が沈む午前2時ごろから5時ごろにかけて1時間に40個以上の流星が見られると予想されている。