眞子さまと小室圭さんが結婚 「2人で共に歩く」渡米して新生活へ
秋篠宮家の長女眞子さま(30)と小室圭さん(30)が26日、結婚した。眞子さまは皇籍を離脱し、民間人の「小室眞子さん」となった。同日午後には東京都内のホテルで記者会見に臨み、眞子さんは「2人で力を合わせて共に歩いていきたい」と話した。
長嶋茂雄さんら9人文化勲章 功労者に加山雄三さんら
政府は26日、2021年度の文化勲章をプロ野球巨人の長嶋茂雄元監督(85)、歌舞伎俳優の尾上菊五郎氏=本名寺嶋秀幸=(79)、ノーベル物理学賞受賞が決まった米プリンストン大の真鍋淑郎上席研究員(90)ら9人に贈ると決めた。文化功労者には俳優の加山雄三氏=本名池端直亮=(84)、劇作家の唐十郎氏=本名大鶴義英=(81)、漫画家の大島弓子氏(74)ら21人を選んだ。
文化勲章を受けるのは他に、分子生物学の岡崎恒子・名古屋大名誉教授(88)、短歌の岡野弘彦氏(97)、文化人類学の川田順造・東京外国語大名誉教授(87)、洋画の絹谷幸二氏(78)、バレエの牧阿佐美氏=本名福田阿佐美=、数学の森重文・京都大高等研究院長(70)。牧氏は今月20日に87歳で亡くなったが、生前に受章の内諾を得ていた。死去した後に文化勲章が贈られるケースは4例目という。
ワクチン2回接種、国内70.1%に 「7割の壁」超えG7トップ水準
政府は26日、新型コロナウイルスワクチンの2回接種を完了した人が、人口の70.1%に達したとする集計結果を発表した。G7では、2位のイタリアとほぼ肩を並べ、1位のカナダに次ぐトップ水準に位置している。先行した欧米各国では6割前後で伸び悩む「7割の壁」が立ちはだかったが、日本では感染への危機感などから、順調に突破した。
ワクチンの効果などで現在、国内の感染者数は低い水準に抑えられているが、感染防御効果は時間の経過とともに低下するとされる。厚労省は、海外のような再拡大を防ぐために12月にも3回目の追加接種を開始する方針で、実施体制の整備が今後の課題となる。
岸田首相、11月にイギリス訪問 衆院選後、COP26に出席
岸田文雄首相は26日、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に出席するため、11月に英国を訪問すると表明した。COP26は31日から11月12日まで英グラスゴーで開かれる予定で、首相は31日投開票の衆院選後に出発する。今月4日に首相に就任して以降、初めての外国訪問となる。
北海道のコメ巡る麻生氏発言「断じて許されない」 農民連盟が抗議
自民党の麻生太郎副総裁が衆院選の街頭演説で、北海道産米が地球温暖化の影響で品質が上がったかのような発言をしたことに対し、道農民連盟の大久保明義委員長が26日、「全道挙げて品種改良を重ね、『北海道ブランド米』としての地位を確立した結果であり、生産者の努力と技術をないがしろにするような発言は断じて許されない」とする抗議談話を発表した。
沖縄、広がる軽石被害 養殖の魚が大量死 県が除去方法を検討
小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の8月の噴火で放出された大量の軽石が沖縄本島などに漂着している問題で、沖縄県は26日、対策チームを設置した。沖縄本島北部の漁港で蓄養していたいけすの魚が大量死したり、漁師が出漁を控えたりするなどの実害が出ており、県は軽石の除去方法などの検討を始めた。
漫画「カムイ伝」白土三平さん死去 文明の根源問う作品描き続け
「カムイ伝」などで知られる漫画家の白土三平(本名・岡本登)さんが8日、誤嚥性肺炎のため亡くなった。89歳。東京都生まれ。父はプロレタリア画家の岡本唐貴。画家を目指すが、第二次世界大戦後、家計を支えるために旧制中学校を中退、紙芝居作家となる。1957年に「こがらし剣士」で漫画家デビュー。貸本屋のための漫画単行本を描き始め、59年の「忍者武芸帳」で人気漫画家となった。64年、雑誌「月刊漫画ガロ」を舞台に「カムイ伝」の執筆を開始。江戸時代、身分制度の最下層出身の少年・カムイ、農村の少年、武家の少年が三者三様の自由を求めて苦闘する様を縦軸に、「色違い」を理由に兄弟オオカミから差別された孤独な白オオカミが大自然を生き抜く姿を横軸に絡めて描いた。
韓国の盧泰愚元大統領が死去 民主化に道 中ソと国交、天皇訪韓目指す
韓国の軍人出身で、1987年に「民主化宣言」を発表するなど、民主化に道を開いた盧泰愚(ノ・テウ)元大統領が26日、ソウル市内の病院で死去した。88歳。小脳萎縮症などで闘病生活を続けてきたが、病状が悪化した。盧氏は79年に当時の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領暗殺事件後、全斗煥(チョン・ドゥファン)氏が主導したクーデターに参加。全斗煥政権を支えた。87年の直接投票による大統領選で当選し、88年のソウル五輪を成功させたほか、共産圏との関係改善に乗り出し、旧ソ連や中国との国交正常化を果たした。
中国でコロナ拡大、北京・武漢でマラソン延期 冬季五輪前に全土緊張
秋の行楽シーズン中に新型コロナウイルスのデルタ株の感染が広がっている中国本土で、市民の移動制限が強まっている。一部の地域で省などをまたぐツアー旅行が禁止され、北西部の甘粛省蘭州市などで公共交通機関が停止。北京市や武漢市ではマラソン大会が延期された。夏に約1カ月で拡大を抑え込んだように、大規模なPCR検査と隔離の「ゼロコロナ」対策が各地で進められている。
スーダン、暫定政権を解散 軍が首相ら拘束、クーデターか―デモ隊に発砲、2人死亡
民政移管に向け軍民共同統治が行われていたスーダンで25日、暫定政権のハムドク首相が軍に拘束された。移管を担ってきた統治評議会のブルハン議長は演説で、同評議会と暫定政権の解散を宣言。全土に非常事態を発令すると表明した。権限掌握を狙った軍によるクーデターとみられる。市民の抗議に対し、軍が発砲、現地の報道によれば、少なくとも2人が死亡した。