アフガン派遣の自衛隊撤収へ 退避できたのは日本人1人
アフガニスタンにいる日本人や大使館の外国人スタッフらの国外退避をめぐり、政府は今月末が期限の米軍の撤退に合わせ、自衛隊を撤収させる方針を固めた。近く国家安全保障会議(NSC)を開いて方針を決める。対象はスタッフの家族も含めて約500人いるが、自衛隊機で退避できたのは日本人1人にとどまる。撤収後はイスラム主義勢力タリバン側と交渉し、退避の機会を探る考えだ。
東京都で新たに1915人感染 約1か月ぶりに2000人下回る
東京都は30日、都内で新型コロナウイルスの感染者が1915人確認されたと発表した。1日あたりの感染者が2000人を下回るのは1429人だった7月26日以来、約1か月ぶり。前週の月曜(2447人)から532人減った。12人が死亡し、都の基準で集計した重症者は前日から9人減って287人になった。
緊急事態宣言再延長の公算 指標見直し12日以降に先送り
新型コロナウイルスの感染拡大をめぐっては収束が見通せず、約2週間後に迫った9月12日の緊急事態宣言の期限は再延長される公算が大きくなった。
内閣官房のステージ別指標の資料によると、21都道府県に上る宣言地域の直近1週間の10万人あたりの新規感染者数(今月29日時点)はいずれもステージ4(爆発的感染拡大、25人以上)。沖縄県は306人と突出して高く、次いで大阪府198人、東京都190人などとなっている。
IR撤回へ事業者選定中止 山中市長が初登庁―横浜
横浜市長選で初当選した山中竹春氏が30日、初登庁した。午後に就任記者会見を行い、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致について「撤回に関する手続きを速やかに進める」と改めて強調。市が9月2日に予定していた事業者選定委員会を中止し、今後委員会を開催しない方針を明らかにした。新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、登庁セレモニーは行われなかったが、30日午前、幹部職員や市民らが新市長を出迎えた。
サウナ問題の前職が落選 大阪府池田市長選
市役所に家庭用サウナを持ち込むなどした問題を受け、前市長が辞職したことに伴う大阪府池田市の出直し市長選が29日投開票され、地域政党「大阪維新の会」公認の新人で元市議の滝沢智子氏(40)が、無所属で再選を目指した前市長の冨田裕樹氏(45)ら3人を破り、初当選を果たした。投票率は51.66%で、前回(55.52%)を下回った。