2021年8月29日

宣言解除、12日は「難しい」 厚労相、延長の認識示す
新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づき、東京都など21都道府県に出ている緊急事態宣言の解除時期について、田村憲久厚生労働相は29日、「東京を一つとってみても(1日あたり新規感染者数が)500人未満にならないと解除できない。現状を考えると多分かなり難しい」と述べ、期限とする9月12日の解除は難しいとの認識を示した。

JICA職員ら、空港へ出発直前にテロで足止め…日本人女性「爆発さえなければ」
アフガニスタンの首都カブールで、日本大使館や国際協力機構(JICA)で働くアフガン人職員や家族ら数百人が26日、国際空港付近での自爆テロのために空港に向かえず、自衛隊の輸送機に乗れなかったことが分かった。政府は隣国パキスタンに輸送機を待機させているが、米軍撤収期限が月末に迫り、職員らの退避は難しい情勢だ。

カブール市内の路上で26日夕、大使館のアフガン人職員と家族など数百人が集まった。日本政府が用意した十数台のバスに乗り、空港へ向かおうとした矢先、空港付近でテロが起きた。状況確認をする間に暗くなり、退避は中止した。一方、JICAのアフガン人職員らは当時、約10台のバスで空港に向かう途中だった。約300人が乗り、「無事に空港にたどり着けるだろうか」と語り合っていた時、テロの一報を受けて引き返したという。

3回目接種「一番早ければ10~11月から」河野氏
河野太郎規制改革相は29日のフジテレビ番組で、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)について「一番早ければ10月終わりから11月になる」との見通しを示した。

米国は2回目の接種を終えて8か月後の人を対象に3回目接種を始める方針だ。日本は2月に医療従事者の接種を開始した。米国に倣って8か月後とする場合、医療従事者の3回目接種は10月以降になると河野氏は指摘した。

異なる種類のワクチンを打つ「異種混合接種」についても言及した。1回目に英アストラゼネカ社製のワクチンを接種し、2回目にファイザー製か米モデルナ社製を使うことの可否について厚労省に検討を指示していると明らかにした。