菅内閣 「支持」33% 内閣発足以降最も低く 「不支持」は46%
NHKは、今月9日から3日間、全国の18歳以上を対象に固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行った。菅内閣を「支持する」と答えた人は、先月より4ポイント下がって33%と、去年9月の発足以降最も低くなり、「支持しない」と答えた人は、1ポイント上がって46%で、発足以降最も高くなった。
平沢復興相 「復興五輪、後ろに追いやられた」無観客などで見解
開幕まで10日に迫った東京オリンピックを巡り、新型コロナウイルス感染拡大によって福島県内の競技が無観客で行われることなどを受け、平沢勝栄復興相は13日の閣議後記者会見で、「復興五輪(という側面)はかなり後ろの方に追いやられたような感じだ」との見解を示した。
平沢氏は「復興五輪でスタートしたオリンピックだが、(新型)コロナ(ウイルス感染拡大)の問題が大きく出てきたこともあって、復興五輪が陰の方に行ってしまったという感じがあり、残念だ」とも述べた上で、「復興五輪であることには変わりはないので、その他の方法でしっかり訴えていくことが重要だ」と強調した。
熱中症搬送、前週の約1.8倍 5~11日、2568人―総務省消防庁
総務省消防庁は13日、5~11日の1週間に全国で2568人(速報値)が熱中症で救急搬送されたと発表した。関東地方を中心に気温が上昇し、前週(2399人)比で約1.8倍、前年同期(903人)比で約2.8倍となった。死者は6人だった。
搬送者を都道府県別に見ると、愛知の218人が最多で、東京194人、神奈川182人と続いた。3週間以上入院が必要な重症者は59人。年代別では65歳以上が1441人(56.1%)と最も多かった。同庁は小まめな水分補給や休憩など予防を呼び掛けている。
東京で830人感染 前週超え24日連続 30代死者も
東京都は13日、新型コロナウイルスの感染者を新たに830人確認したと発表した。前週の火曜日(7月6日)と比べ237人の増加で、24日連続で前週の同じ曜日を上回った。13日までの1週間平均の感染者数は790.6人で前週の131.3%だった。新規感染者830人を年代別で見ると、20代が257人で最多。30代175人、40代144人、50代113人と続いた。65歳以上の高齢者は43人だった。
都はまた、30代男性を含む2人が死亡したことを明らかにした。30代男性は亡くなる前に倦怠感や頭痛を訴えており、6日に自宅で倒れているのを妻が発見。基礎疾患はなく、死因は新型コロナだという。都内で30代の感染者が亡くなったのは6人目。
ワクチン接種促進に躍起 供給不足で感染拡大―豪
オーストラリア最大都市シドニーでロックダウンが導入されて2週間以上が経過したが、新型コロナウイルスの感染拡大は抑制できず、新規感染者が12日、今年最多となった。感染抑制の切り札と位置付けるワクチン接種が進んでいないためで、当局は接種の促進に躍起となっている。
豪州で、予防効果が高くなる2度の接種を受けた16歳以上は全体の約11%にとどまる。同国では当初コロナ感染が深刻ではなかったため、ワクチンの調達が後回しとなり、主力の米ファイザー製ワクチンが不足していることが接種率の低さの背景にある。
コロナワクチン イランなど15か国に計約1100万回分提供へ
新型コロナウイルスワクチンの海外への提供をめぐり、茂木外務大臣は記者会見で、ワクチンを分配する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」を通じて、イランやバングラデシュ、ネパール、太平洋の島しょ国などの15か国に対し、日本で製造したアストラゼネカのワクチンをおよそ1100万回分を提供する方針を明らかにした。準備が整い次第各国に輸送される。また、インドネシアとベトナム、台湾に対し、それぞれおよそ100万回分のワクチンを追加で提供する。
ニホンライチョウひな5羽がふ化 「今年こそは無事成長を」 富山
富山市ファミリーパーク(同市古沢)は13日、国の特別天然記念物で絶滅危惧種、ニホンライチョウのひな5羽がふ化したと発表した。同パークでは母鳥が自ら抱卵する形でのふ化に3年連続成功したが、まだ母鳥による子育てには成功しておらず、飼育員は「今年こそは」と期待する。同パークによるとふ化したのは、3歳の母鳥が6月1~23日に産卵した11個のうちの5個。13日午前11時すぎに担当者がふ化を確認した。ひなは体調約6.5センチ、体重は推定約16グラム。母鳥の腹の下に隠れたり、時々出てきては可愛い姿を飼育員に見せたりしているという。
30年以上前に発売 日本のゲームソフト 史上最高約9600万円落札
アメリカで、30年余り前に発売された日本の人気ゲームソフトがオークションにかけられ、ゲームソフトとしては史上最高額の87万ドル、日本円で1億円近くで落札された。南部テキサス州ダラスに本社のある「ヘリテージ・オークションズ」で9日、アメリカで1987年に発売された日本の人気ゲームソフト「ゼルダの伝説」のアメリカ版の未開封品がオークションにかけられ、87万ドル(日本円でおよそ9600万円)で落札された。これまでの最高額はことし4月に、同じく「ヘリテージ・オークションズ」で落札された「スーパーマリオブラザーズ」の66万ドル(日本円でおよそ7300万円)だった。