ソフトボール豪州女子代表、成田空港に到着 東京五輪へ来日1号
東京オリンピックに出場するソフトボール女子の豪州代表選手が1日、成田空港着の航空機で来日した。大会の延期決定後、大会に向けて海外の選手団が来日するのは初めてで、事前合宿地の群馬県太田市に向かう。
選手20人とスタッフ9人は豪州シドニーからシンガポールで乗り継ぎ、定期旅客便で成田空港に到着した。空港で新型コロナウイルスの検査を受けた後、バスで太田市に移動する。市運動公園野球場で5日から練習を始める予定で、大会直前まで市内のホテルに滞在し、実業団チームと練習試合をして調整を続ける。ソフトボールは東京五輪の全33競技で最も早く、開会式2日前の7月21日に始まり、日本と豪州が福島市の福島県営あづま球場で行われる開幕戦で対戦する。
五輪パラ期間は猛暑の恐れ 気象会社が独自予想
民間気象会社ウェザーニューズは1日、独自の今夏（7～9月）の暑さ予想を発表した。気温は広範囲で平年並みかやや高くなる。暑さのピークとなる7月下旬と8月下旬は太平洋高気圧と大陸からのチベット高気圧の張り出しが重なり、猛暑の恐れがある。9月も高温傾向が続くとしている。
菅原前経産相が議員辞職願 現金提供疑惑で引責―東京地検、略式起訴へ
自民党の菅原一秀前経済産業相（59）＝衆院東京9区＝は1日、議員辞職願を大島理森衆院議長宛てに提出した。自民党には離党届を出した。菅原氏が選挙区内の有権者に現金を提供した疑いが浮上。東京都議選の告示が25日に迫る中、党内から責任を問う声が上がっていた。東京地検特捜部は近く菅原氏を公職選挙法違反の罪で略式起訴する見通しだ。衆院議員の任期満了が10月21日に迫っているため、公選法の規定により辞職に伴う補欠選挙は行われない。
大坂なおみの「うつ状態」告白 全仏棄権、東京五輪への影響は
女子テニスの大坂なおみ選手（23）＝日清食品＝が5月31日に全仏オープンの棄権と、うつ状態にあることを公表した。関係者によると、金メダルが期待される東京オリンピックへの出場には意欲を見せているという。大坂選手は以前、「東京でプレーすることはとても特別なこと」と話していた。テニスの五輪出場選手は、全仏終了後の14日付の世界ランキングで決定する。男女のシングルスは1か国・地域最大4人までで、上位56人が出場権を獲得する。世界ランキング2位の大坂の出場は確実だ。
「十倉経団連」船出 初の女性副会長も 初日に緊急提言
経団連は1日の定時総会で、新会長に十倉雅和・住友化学会長（70）を選び、新体制が発足した。十倉氏は総会のあいさつで「社会や経済と政治が密接不可分な現代にあっては、経済安全保障の確保について、企業の実情を踏まえながら政府と緊密に連携して進めることが肝要」などと述べ、重要な政策課題に政府と協調して取り組む姿勢を示した。
十倉新体制を支える副会長は19人。この日の総会で柵山正樹・三菱電機会長、東原敏昭・日立製作所会長兼社長、橋本英二・日本製鉄社長、津賀一宏・パナソニック社長、南場智子・ディー・エヌ・エイ（DeNA）会長、久保田政一事務総長の6人が新任された。岩田圭一・住友化学社長は十倉氏の会長就任を受け、内定していた副会長就任を辞退した。
変異株の国名表記をアルファベットに WHO、差別回避
世界保健機関（WHO）は5月31日、新型コロナウイルスの変異株の名称について、これまでの「英国株」や「インド株」などと国名を使った表記を見直し、ギリシャ語のアルファベットを使用すると発表した。変異株が検出された国に対する差別や偏見を回避し、議論がしやすいように簡素化したという。英国、南アフリカ、ブラジル、インドで確認された変異株の名称については、それぞれ「アルファ」「ベータ」「ガンマ」「デルタ」を割り当てた。
