皇居で天皇誕生日の祝賀行事 一般参賀は2年連続中止
天皇陛下は23日、61歳の誕生日を迎え、皇居・宮殿で祝賀行事に臨まれた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、例年行われる祝賀行事のうち、祝宴の開催が見送られるなど規模が大幅に縮小された。宮殿・松の間で行われた「祝賀の儀」では、三権の長や各国大使の代表から順に祝意を受け、陛下は「深く感謝いたします。お体に気を付けてお仕事をお続けください」などと応えた。皇族からの祝賀は秋篠宮ご夫妻のみに限られ、皇族を代表してご夫妻が陛下にお祝いの言葉を述べた。
米コロナ死者50万人超す バイデン大統領が追悼
ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、アメリカでは新型コロナウイルスに感染して死亡した人が日本時間の23日午前8時現在で累計で50万159人と、50万人を超えた。全米の死者数は先月中旬に40万人を超えたばかりで、1か月余りで10万人が死亡したことになる。
バイデン大統領は同日、ホワイトハウスで追悼式典を開き、「このパンデミックによる米国人死者は第1次、第2次世界大戦とベトナム戦争を合わせた米国人死者数より多い」とし、「死者を追悼し、残された者をいつくしまなければならない」と訴えた。
登山鉄道「静岡・山梨で一緒に」 富士山の日に両知事
静岡県の川勝平太知事と山梨県の長崎幸太郎知事が23日、静岡県御殿場市で会談し、山梨が進める富士山登山鉄道構想について意見を交わした。長崎知事は「すべて富士山の周りに(利益が)及ぶようにしていきたい」と述べた。川勝知事は「富士山の価値は両県で支えている。両県のためになるように共同してやっていこうというのが二人の共通の姿勢だ」と期待を示した。