菅首相「G7首脳全員が東京オリンピック支持」 開催の意向強調
菅義偉首相は19日夜から20日未明にかけ、主要7か国(G7)の首脳と約1時間半、オンラインでの協議を行った。菅首相は終了後、首相官邸で記者団の取材に、今夏に1年間延期された東京五輪・パラリンピックの開催について、「首脳全員の支持を得ることができた」と説明したうえで「大変心強い」と語った。
菅首相からは「人類がコロナとの戦いに打ち勝った証しとして、安全・安心の大会にしたい」と決意を表明したという。
首相は会議で新型コロナワクチンについて「公平なアクセスの確保や、普及を加速していくことが重要だ」と指摘。途上国向け供給支援の国際的な枠組みに2億ドル(約210億円)を拠出する方針を改めて説明し、国際社会での日本の「貢献」を強調した。
ワクチンで95%発症予防 イスラエル調査
イスラエルはファイザーのワクチン接種を進めており、昨年12月の接種開始から今月13日までのデータを分析し、20日に発表した。保健省によると、2回目のワクチン接種から2週間経過後の発症予防効果は95.8%で、発熱や呼吸困難を防ぐ効果は98.0%。感染による死亡を防ぐ効果は98.9%だった。イスラエルでは1月末までに主に60歳以上の約170万人が2回の接種を完了した。