2021年2月7日

共同通信世論調査 森喜朗元総理、五輪組織委会長に不適任59%
共同通信社が6、7両日に実施した全国電話世論調査によると、女性蔑視発言をした東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長に関し、会長として「適任とは思わない」との回答が59.9%に上った。「適任と思う」は6.8%だった。菅内閣の支持率は38.8%で前回1月の調査からさらに2.5ポイント続落し、初めて40%を割り込んだ。不支持率は3.1ポイント増の45.9%となった。

放送事業会社に勤める菅義偉首相の長男による総務省幹部4人の接待問題では、首相の説明に「納得できない」が62.0%となり、「納得できる」30.8%を大きく上回った。新型コロナウイルスのワクチン接種計画を巡り「順調に進むと思う」は14.7%にとどまり、「順調に進むか不安がある」とした人は82.8%に上った。ワクチンを「接種したい」と答えた人は63.1%、「したくない」は27.4%だった。

千葉、宮崎で鳥インフル 115万羽と24万羽を殺処分
千葉県は7日、前日の旭市に続き、多古町の養鶏場でも致死率の高い高病原性とみられる鳥インフルエンザが発生したと発表した。県は飼育されている約115万羽の殺処分を決め、自衛隊に災害派遣を要請した。近隣の旭市での感染に続き2日連続で、昨年12月以降では7例目となる。鳥インフルは宮崎県でも今シーズン11例目が確認され、県が約24万羽の殺処分に追われるなど、感染拡大が続いている。

新型コロナ 死者最多水準続く 高齢者の感染の多さが背景
先月以降、新型コロナウイルスの感染者の数は減少傾向となる一方、亡くなった人は今月3日には過去最多の120人となるなど最多の水準が続いている。この背景として、厚生労働省の専門家会合は、医療機関や福祉施設でのクラスターの発生が全国的に相次ぎ、重症化しやすい高齢者の感染が多い状況が続いているためだと分析している。