2025年12月13日 今日の出来事

拉致被害者との再会「諦めない」 政府シンポで家族が訴え

拉致被害者との再会「諦めない」 政府シンポで家族が訴え

北朝鮮による拉致問題に関する政府主催のシンポジウムが13日、東京都千代田区で開かれた。拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で、拉致被害者家族会代表の拓也さん(57)は家族との再会に向け「政府は一刻も早く日朝首脳会談を実現してほしい。私は絶対諦めない」と訴えた。

めぐみさん拉致から48年が過ぎた。拓也さんは「どれだけ苦しい毎日を過ごしているかを考えると、許すことはできない」と心境を語り、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記に被害者の速やかな解放を呼びかけた。

祖国思うクリスマス 日本で過ごすウクライナの人々

祖国思うクリスマス 日本で過ごすウクライナの人々

12月に入り、日本で暮らすウクライナの人々も祖国を思いながらクリスマスシーズンを迎えている。NPO法人「日本ウクライナ友好協会KRAIANY(クラヤヌィ)」は、避難を続ける人々が故郷の伝統を感じられるイベントを開いた。

13日は東京都武蔵野市のカフェで、伝統のクリスマス飾り「ディドゥーフ」を作る催しを開いた。ディドゥーフは麦わらや花などを用いて、将来への希望、今を生きる家族の健康や先祖とのつながりなどを象徴する三つの束をひもでくくり、家の机や棚などに立てて飾られる。参加者は民族衣装に身を包んだ在日ウクライナ人から作り方を教わりながら、麦の穂を束ねた。

今日13日は東京都心で最高気温8℃台と今季初ひと桁

今日13日は東京都心で最高気温8℃台と今季初ひと桁 明日14日以降の気温どうなる

今朝(13日)は、全国的に冷え込みが強まりました。900地点あまりある全国アメダスの内、558地点(富士山除く:約6割)で最低気温が0℃未満の冬日となりました(午前9時まで)。冬日地点としては今年最多で、北海道・陸別ではマイナス24.7℃と今季全国で最低気温を記録。また、仙台もマイナス1.3℃と、今シーズン最も寒い朝となりました。東京都心も、2.9℃まで下がりました。

日中は北日本の雪も小康状態となり、関東など東日本を中心に晴れましたが、気温の上がり方は鈍くなりました。午後3時までの最高気温は、東京都心で8.9℃と、今シーズンはじめて10℃を下回り、真冬並みの寒さとなりました。西日本~東日本でも最高気温が10℃前後の所が多く、福岡10.0℃、名古屋8.9℃など、真冬のコートが必須の一日となりました。その他、仙台4.9℃、青森・八戸2.5℃、札幌マイナス0.1℃など、各地で平年を下回る寒さとなりました。

中国海警船が比漁船に放水 南シナ海、3人けが

中国海警船が比漁船に放水 南シナ海、3人けが

フィリピンの沿岸警備隊は13日、比漁船が南シナ海で中国海警船の放水銃を受け、3人がけがをしたと発表した。漁民が放水銃で負傷したのは初めてという。

発表によると、比漁船約20隻が12日に南沙(英語名・スプラトリー)諸島のサビナ礁周辺で操業していたところ、海警船から放水や妨害行為を受けた。3人がけがをしたほか、漁船も損傷した。南シナ海では中比両国などが領有権を争っている。

南京事件から88年 現地で追悼式典 日本大使館が在留邦人に安全確保呼びかける

南京事件から88年 現地で追悼式典 日本大使館が在留邦人に安全確保呼びかける

旧日本軍が大勢の非戦闘員を殺害したとされる「南京事件」から88年となったきょう、中国・南京市で追悼式典が行われました。

高市総理の「台湾有事」をめぐる発言をきっかけに日中関係に緊張が続く中、江蘇省・南京市で先ほど、「南京事件」の追悼式典が行われ、出席者が黙とうを捧げました。式典で中国側は「30万人が犠牲になった」とあらためて主張しました。

中国の日本大使館は「最近の日中関係をめぐる報道等を踏まえ特に注意する必要がある」として、在留邦人に対し安全確保に努めるよう呼びかけるメールを送っています。

イラン、ノーベル平和賞受賞の人権活動家を拘束 スピーチ問題視か

イラン、ノーベル平和賞受賞の人権活動家を拘束 スピーチ問題視か

2023年にノーベル平和賞を受賞したイランの人権活動家ナルゲス・モハンマディさんの財団は12日、モハンマディさんが地元当局に拘束されたと発表した。家族によると、モハンマディさんは同日、最近死亡した人権派弁護士の追悼式典でスピーチしており、内容が問題視された可能性があるという。

モハンマディさんは厳格なイスラム体制下で女性の人権拡大を訴えている。反国家的なプロパガンダを広めた罪で収監されたまま平和賞を受賞し、昨年12月に健康問題を理由に一時釈放されていた。