村井嘉浩・全国知事会長が国民民主の年収の壁見直しに苦言 「夢ごとでなく具体策を」
村井嘉浩・全国知事会長が国民民主の年収の壁見直しに苦言 「夢ごとでなく具体策を」
全国知事会長の村井嘉浩宮城県知事は13日の記者会見で、国民民主党が主張する「年収の壁」見直しを巡り「(個人の)収入が増えれば消費が喚起され、税収も増えるといった夢ごとではなく、地に足がついた具体的な方策を示して議論してほしい。少なくとも私が首相なら首を縦に振らない」と苦言を呈した。
総務省は、「年収の壁」見直しに伴う個人住民税の減収が4兆円程度に上ると試算。村井氏は、自治体が減収となることで住民サービスの低下を招くとの懸念も表明。減収分を国債で充てれば「恒常的に大きなつけを後世に回すことになる。賛成とは到底言えない」と批判した。
兵庫県知事選挙は混迷のまま終盤戦へ…首長支援固める稲村和美氏、Xフォロワー倍増の斎藤元彦氏
兵庫県知事選挙は混迷のまま終盤戦へ…首長支援固める稲村和美氏、Xフォロワー倍増の斎藤元彦氏
17日投開票の兵庫県知事選は終盤戦に入り、候補者による舌戦が熱を帯びている。読売新聞が今月7~9日に実施した世論調査では、新人で前同県尼崎市長の稲村和美氏を前知事の斎藤元彦氏が追う展開となっている。候補者はそれぞれの戦略で、投票日まで支持の拡大を目指している。
「政党の支持がない中、組織票に勝つためには、みなさんの力が必要です」。斎藤氏は12日午後、同県加東市での街頭演説で声を張り上げた。会場では数百人の聴衆が斎藤氏を囲み、演説をスマートフォンで撮影していた。斎藤氏の陣営では無党派層を取り込むため、SNSを積極的に活用している。
一方、稲村氏は、県内の首長との連携を深める戦略を取る。12日には明石市内で街頭演説し、「現場の首長と信頼関係が築けていない県政を、このままにしておけない」と力を込めた。
NY円、154円台後半 米金利上昇で3カ月半ぶり安値
連休明け12日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景に円売り・ドル買いの流れが強まり、円相場は一時1ドル=154円92銭と、約3カ月半ぶりの安値を付けた。午後5時現在は154円57~67銭と、前営業日同時刻比1円97銭の大幅な円安・ドル高。
東京・町田の民家に湧き水 JR東海社長「リニア工事との因果調査」
東京・町田の民家に湧き水 JR東海社長「リニア工事との因果調査」
リニア中央新幹線の第1首都圏トンネル掘削工事現場近くにある東京都町田市の民家の庭から10月、水と気泡が湧き出た問題について、JR東海の丹羽俊介社長は13日、定例記者会見で「事象と工事の因果関係を引き続き調査し、地域の皆様と関係自治体にしっかり説明したい」と述べた。
この問題を巡っては、施工会社から10月22日に連絡を受けたJR東海が因果関係を調べるため、付近の工事を中断している。水と気泡は24日昼まで出ていたが、現在は止まっている。健康被害や環境への影響は確認されていないという。
行政効率化へマスク氏起用 米新組織トップ、歳出削減…トランプ氏
行政効率化へマスク氏起用 米新組織トップ、歳出削減―トランプ氏
トランプ次期米大統領は12日、行政の効率化と歳出削減を図る新組織「政府効率化省」トップに実業家のイーロン・マスク氏を起用すると発表した。声明で「政府の官僚主義を打破し、過度な規制を減らし、無駄な歳出を削減し、連邦政府機関を再編する」と説明。政府の行政管理予算局(OMB)と連携し、政府外から助言や指導を行うという。
米国の「パリ協定」再離脱に反対 石油大手エクソンのウッズCEO
米国の「パリ協定」再離脱に反対 石油大手エクソンのウッズCEO
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は12日、米石油大手エクソンモービルのダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)が、米国が気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」から再び離脱することに反対していると報じた。
WSJによると、ウッズ氏は、米国の再離脱により気候変動を巡る世界的な取り組みが混乱する可能性があると指摘した。