コロナ全数把握見直し 届け出対象は自治体判断 水際対策も緩和
岸田文雄首相は24日、新型コロナウイルス感染者の全数把握を見直す方針を表明した。自治体の判断で、届け出対象を高齢者や重症化リスクがある患者などに限定できるようにする。水際対策緩和では9月7日から、ワクチンの3回目接種証明があれば、滞在国からの出国前72時間以内の陰性証明を免除すると明らかにした。オンラインで記者団の取材に答えた。
首相が表明した新たな新型コロナウイルス対策
・全数把握を見直し、自治体判断で感染者の届け出対象を高齢者や重症リスクがある患者らに限定可能にする
・8月中に軽症者のための検査キットを薬局などで処方箋なしで購入可能にする
・9月7日からワクチン3回接種証明で出国前72時間以内の陰性証明を免除
・感染者の療養期間短縮はできるだけ速やかに公表する
在日ウクライナ人ら渋谷で平和願いデモ ロシアの侵攻から半年
ロシアによるウクライナ侵攻から半年となる24日、東京都渋谷区のJR渋谷駅前に在日ウクライナ人や侵攻後に同国から避難してきた人たちが集まり、抗議の声を上げた。侵攻直後に在日ウクライナ人を中心に発足した「Stand With Ukraine Japan」が主催。約70人が戦争反対を訴えるボードや国旗を掲げ、ウクライナの平和を願った。
この日は旧ソ連から同国が独立した記念日にあたる。
ウクライナからの撤退を ロシア総領事館付近で市民が抗議活動 大阪
ロシアによるウクライナ侵攻から半年を迎えた24日、大阪府豊中市の在大阪ロシア総領事館付近では、市民らがウクライナからの軍の撤退や即時停戦を求め、「平和を」などと書いたプラカードを掲げる抗議活動を行った。
全国で新たに24万3483人感染 前週から1.2万人減
新型コロナウイルスの感染者は24日、新たに24万3483人確認された。前週の水曜日より約1万2000人減少した。重症者は636人、死者は301人だった。静岡、三重、徳島、高知の4県で1日当たりの新規感染者数が過去最多を更新した。
東京で新たに2万5444人感染 前週から3972人減 新型コロナ
東京都は24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万5444人確認されたと発表した。このうち3007人は千葉、埼玉両県と大阪府の住民の自主検査結果を都内の医療機関がオンラインで診断する「陽性者登録センター」などによる登録分。前週水曜日（2万9416人）からは3972人減った。新たに22人の死亡も確認された。
【1年前の今日の出来事】 2021年8月24日
