小池都知事が辞任検討、肺疾患の長期治療専念か 30日本会議の所信表明で進退語る?
小池都知事が辞任検討、肺疾患の長期治療専念か 30日本会議の所信表明で進退語る?(スポニチ 2021年11月18日 05:31)
東京都の小池百合子知事(69)が辞任を含めた進退を検討していることが17日、分かった。
小池氏の体調を巡っては、6月に「過度の疲労」で入院し、同じ理由で先月27日に再入院した。今月2日に退院したと発表されたものの、公の場に姿を見せていない。関係者によると、肺の疾患を患っており、治療に専念するため、辞任も含めた検討を始めている。最近は会見などでせき込むシーンも増え、都職員や議員をはじめ都民からも心配する声が上がっていた。
体調の異変が公になったのは6月の入院。9日間にわたって公務を休んだ。関係者によると、小池氏が肺の疾患について知ったのはこの時。治療について、医師から説明を受け、話し合いを始めた。都の職員は「周囲の多くは当初、過労から来るメンタルの不調なのかなと思っていたが、最近になって長期の治療が必要な病気だと知りました」という。
今夏の東京五輪では、鮮やかな水色の着物に金色の帯を締めて閉会式に登場するなど持ち前の存在感を見せつけた。ただ最近は以前のように世間の注目を集める発言がなく、先月26日を最後に公の場に出てきていなかった。永田町関係者からも「一体どうしたんだ」と不思議がる声が聞かれていた。
今月11日に開かれた新型コロナウイルスのモニタリング会議は、オンラインでの参加も見送った。黒沼靖副知事はその際、小池氏の働きぶりについて「医師の判断に基づき、必要な限度でテレワークしている」とし、報告や指示で随時やりとりしていると説明。一方で首都東京のトップが姿を見せない異常事態に「こんなに長く、権力の空白を生じさせて大丈夫なのか」と語る都政関係者もいた。
30日の本会議では小池氏の所信表明が予定されており、約1カ月ぶりの公の場となる。出席した場合、自身の体調と進退についてどのような説明と発言があるのか注目される。
小池都知事に年内辞任情報! 永田町で早くも飛び交う“後継候補”の名前
小池都知事に年内辞任情報! 永田町で早くも飛び交う“後継候補”の名前(日刊ゲンダイ 公開日:2021/11/17 06:00 更新日:2021/11/17 12:07)
退院してからも自宅療養が続き、オンラインですら姿を見せない東京都の小池知事。3週間近い不在に病状が心配されているが、何でも思惑と政局で動く永田町では、早くも“後継候補”の名前が飛び交っている。
「小池さんは肺の炎症疾患のひとつCOPD(慢性閉塞性肺疾患)なのではないかという話が流れています。12月議会までに復帰できるのかが焦点ですが、COPDは悪化すると息苦しさが続き、ハードな知事職を続けるのは難しい。年明けには来年度予算案の審議がありますから、辞任するなら年内ではないかという見方が広がり、自民党が密かに後継選びを始めたというのです」(自民党関係者)
小池知事の後釜なら時代の要請もあり「女性」ということで、東京選出の参院議員である丸川珠代前五輪相や、比例区選出ながら東京都連所属の片山さつき元地方創生担当相の名前が浮上しているらしい。
「驚くのは、先月の衆院選に出馬せず、中央政界からいったん距離を置いた山尾志桜里さんの名前まで挙がっていること。東京育ちですし、本名の『菅野志桜里』に戻すことをツイッターで発表し、心機一転のようです。
香港や新疆ウイグル自治区の人権弾圧問題の議連でともに活動してきた自民党の中谷元・元防衛相は、岸田政権で人権担当の補佐官に起用され、岸田氏にも近い。自民党で都知事候補に名前が挙がるのはそうした事情もあるのかもしれません」(前出の自民党関係者)
衆院選で躍進し、支持率急上昇の維新も浮足立っているようだ。東西で自治体トップをおさえ、来夏の参院選に突入すれば、全国政党への近道。「政界復帰を否定する橋下徹氏も都知事ならばあるかもしれない」(維新関係者)と鼻息が荒い。
もっとも、30年政界を生き抜いてきた小池氏の精神力は生半可ではない。勝手な思惑は捕らぬタヌキの皮算用になるんじゃないか。
小池都知事、21日から公務復帰 政治家の病気報道はそのまま信じることができない
小池都知事、21日から公務復帰 「過度の疲労」で静養中(毎日新聞 2021/11/18 17:16 最終更新 11/18 19:05)
東京都は18日、「過度の疲労がある」として10月27日から静養し、テレワーク対応を続けていた小池百合子知事が、11月21日から本格的に公務に復帰すると発表した。全国知事会の新型コロナウイルス対策に関する会合に、都庁からオンラインで出席する予定。
都によると、小池氏は1週間の入院を経て、11月2日に退院した後はテレワークで執務を続けていた。今週に入って医師から「来週からは通常通りに公務を行える」との診断を受けたとしている。
小池氏は6月22日にも入院し、約10日間静養していた。10月に再び入院した後は不在期間が3週間に及んだことから、体調を巡って病気などさまざまな観測が流れていたが、都は「静養した理由は過度の疲労であり、病気は事実ではない」としている。複数の都幹部によると、退院後はテレワークを行い、月末に始まる都議会第4回定例会に向け、副知事ら幹部とやり取りを続けていたという。