長崎県諫早市の市長選挙、自民党推薦の現職が破れる

長崎県諫早市長選挙_大久保潔重候補当選 政治・経済・社会

任期満了に伴う諫早市長選(長崎県)は21日に告示され、28日に投開票が行われた。

即日開票の結果、無所属新人で前県議の大久保潔重(ゆきしげ)氏(55)が、無所属現職の宮本明雄氏(72)=自民推薦=、無所属新人の元国土交通省職員、山村健志(つよし)氏(47)を退け、初当選を果たした。

「諫早の未来へ先頭に立って頑張りたい」と力強く誓う

「諫早に来てよし、住んでよし、育ててよし」を合言葉に、諫早市長選を制した元参院議員で前県議の大久保潔重さん。「諫早を変えんばいかん」-。

市民の大きな声を背に受けて、知名度の高さを生かした選挙戦で、12年ぶりの市長交代を実現させた。政党や組織の後押しは乏しく、日頃から「炎のローラー」として地域回りを続けてきた地力で勝利をつかんだ。

諫早市で生まれ育ち、福岡県などで歯科医師を務めた。政治の道が諦められず、2003年、県議選諫早市区で初当選を飾った。

自民からの政権交代を訴えた旧民主党ブームに乗り、07年、参院選長崎選挙区で初当選。1期6年、医療者の視点を生かして、国政で活躍した。13年の参院選と14年の衆院選長崎2区で相次ぎ落選。15年4月、無所属で県議に復帰した。

諫早市長選への出馬は以前から“待望論”があったものの、前回、「50年に1度」の大型事業が進む宮本市政の継続を望む声に見送った。

今回は違った。新型コロナウイルス感染拡大に伴う地域経済への支援や、近年激甚化する自然災害への対応を見て、「今こそ自分の出番」という思いが高まった。

支援者の意見を慎重に聞きながら、今年1月、正式に出馬表明。長年続けている地域回りを1日500軒前後も敢行。人口減少が著しい旧5町の不満を肌で感じ、各町支所を中心とした交通弱者対策やにぎわい創出などの政策を練った。

「諫早の未来へ先頭に立って頑張りたい」と力強く誓った。

投票結果

当 22,714 大久保潔重(おおくぼゆきしげ) 55 無新
  21,167 宮本明雄 (みやもとあきお)  72 無現
  20,880 山村健志 (やまむらつよし)  47 無新

当日有権者数は11万1401人(男5万1858、女5万9543)。市長選の投票率は58.78%で、前回を0.56ポイント上回った。

4期目を目指した宮本氏は「生活密着宣言」を旗印に、3期12年の実績を強調。前回推薦した公明や連合長崎が「自主投票」を決定した影響もあり、あと一歩、及ばなかった。

山村氏は商工関係者や市民らのバックアップを受け、「草の根」選挙を展開。「10年後、人口1万人増」の目標を掲げ、子育て支援策などを訴えたが、届かなかった。

【出典、抜粋】

「変えたい」思い結実 大久保さん 地力で勝利 諫早市長選(長崎新聞 2021/3/29 09:57 3/29 10:02 updated)

諫早市長 大久保潔重氏初当選 宮本明雄氏の4選阻む(長崎新聞 2021/3/29 10:00 3/29 10:04 updated)

コメント

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