維新は、6月30日告示の河内長野市長選で公認候補の擁立を断念。無投票で前自民党府議の無所属新顔が初当選した。河内長野市は吉村洋文代表(大阪府知事)の出身地で、維新は「不戦敗」となった。
今回の府議補選では西田善延氏を擁立し、日本維新の馬場伸幸代表や大阪維新の横山英幸幹事長(大阪市長)らが応援に入ったが、市長選に続く「連敗」となった。
吉村府知事の地元で維新が敗北 大阪府議補選、コロナ感染で応援に入れず「我々の力不足」(日刊スポーツ 7/29(月) 10:31配信)
大阪府の吉村洋文知事は29日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、28日に投開票された大阪府議補選の河内長野市選挙区に立候補した大阪維新の会の公認候補が敗れたことを報告した。
河内長野市は吉村氏の出身地。地元で、自らが応援していた候補が負けた形となった。
同補選では、諸派新人の道端俊彦氏(61)が、大阪維新の新人、西田善延氏(53)に4000票近い差をつけて、初当選した。吉村氏は27日に西田氏の応援に入る予定だったが、26日に新型コロナ感染が分かったため、街頭演説をとりやめる事態になっていた。
吉村氏は28日夜に更新したXで「本日行われました大阪府議会議員補欠選挙(河内長野)、大阪維新の会の公認候補の西田よしのぶさん、及びませんでした。候補者本人は頑張りましたが、我々の力不足でした。応援頂いた皆様、ありがとうございました。結果を真摯に受け止め、頑張っていきます」と投稿した。
大阪府議補選 河内長野市選挙区で道端氏初当選 維新敗れる(産経新聞 2024/7/28 22:43)
河内長野市長選で無投票当選した西野修平・元府議の失職に伴う府議河内長野市選挙区補欠選挙(定数1)は28日、投開票が行われ、諸派で新人の元市議、道端俊彦氏(61)が、大阪維新の会新人で元市議の西田善延氏(53)との一騎打ちを制し、初当選した。任期は令和9年4月29日まで。
選挙戦で西田氏の陣営には、日本維新の会の馬場伸幸代表らが応援に入るなどして支持を呼びかけたが、及ばなかった。
当日有権者数は8万5128人、投票率は21・97%。
大阪府議補選 河内長野市選挙区 道端俊彦氏 初当選(NHK 関西 07月28日 23時12分)
▼道端俊彦、諸派・新、当選。 1万1136票。
▼西田善延、大阪維新・新。 7199票。
大阪・河内長野市長選 維新「不戦敗」 新人が無投票で初当選(毎日新聞 2024/6/30 21:07 最終更新 6/30 23:01)
任期満了に伴う大阪府河内長野市長選が30日告示され、無所属新人で元府議の西野修平氏(51)が無投票で初当選を決めた。
大阪維新の会は公認候補の擁立を目指したが「不戦敗」になった。大阪維新の横山英幸幹事長(大阪市長)は6月20日の記者会見で、公認候補の擁立見送りを明らかにした際、「擁立できなかったのは非常に大きな責任で、申し訳ない。大阪維新の会にかげりがあるという話ではないが、人気絶頂で、いけいけどんどんという感覚もない。非常に厳しい」との認識を示した。河内長野市は、大阪維新の吉村洋文代表(知事)の出身地だ。