岸田内閣支持率6カ月連続下落でついに危険水域…SNSでは森内閣のどん底「8.6%割れ」予想も

岸田内閣支持率“最低”26.9% 政治・経済

岸田内閣支持率6カ月連続下落でついに危険水域…SNSでは森内閣のどん底「8.6%割れ」予想も(日刊ゲンダイ 公開日:2023/10/30 13:50 更新日:2023/10/30 13:50)

ANNが10月28~29日に行った世論調査で、岸田内閣の支持率が6カ月連続で下落し、政権発足以降、過去最低の26.9%になったと報じられた。

政界では一般的に内閣支持率が3割台を割り込むと退陣の言葉がチラつく「危険水域」と言われるが、岸田内閣の場合、ANNの調査では前回から3.8ポイントも急落。このままだと最悪の場合、2割台を切るかもしれない。

岸田文雄首相(66)は名誉挽回とばかり、過去最高となった税収を国民に「還元する」と言い出し、所得税などを定額で4万円減税することを軸に検討を進めているものの、この方針を「評価しない」との回答は56%にも達しているから、実現しても政権浮揚策に結びつかない可能性が高い。

2001年の森内閣末期の支持率8.6%には及ばないものの、岸田内閣の支持率2割台に対して衝撃を受けている人が多いのかと思いきや、ネット上での反応は違った。岸田内閣が「まだ2割台を維持」していることに対し、驚いている声が少なくないのだ。

■「4人に1人が岸田政権支持」に疑問の声

《まだ?まだ?4人に1人が岸田政権を支持しているのか?マジか》

《岸田さんが今やっていることを見れば、支持率26%は高すぎるだろう。支持者って何見てるの?》

《消費税も減税しない。トリガー条項も発動しない。国民が求めていることは何もしないが、身内や取り巻きには手厚い。支持率1割あるかないかだろ》

昨年11月末の参院本会議で、自民党議員から急落している政権支持率に対する受け止めを問われた岸田首相は、「政権に対して厳しい御意見があることは、これは真摯に、そして謙虚に、丁寧に向き合っていかなければならない、このように考えております」「何が国民にとってベストなのかを考えながら、総理大臣として決断と実行を積み重ね、一つ一つ結果を出すことが、結果として国民の皆さんからの支持につながる」などと答弁していた。

あれから約1年過ぎ、当時よりも支持率がさらに坂道を転げ落ちるかのような状況は、岸田首相がこれまで何ら結果を出しておらず、「国民にとって何がベストなのか」についても全く考えていない証左と言っていい。

《もしかしたら、サメの脳みそ、森政権のどん底支持率8%を切る日も近いのでは…》

《最低支持率は森か岸田か。興味深いな》

SNS上でこんな投稿がみられるのも無理はない。