大竹まこと「多くの民意もくみ取れない」小島慶子「現状認識が歪んでる」
大竹まこと「多くの民意もくみ取れない」小島慶子「現状認識が歪んでる」安倍派研修会で「標的にされた」挨拶に怒り(文化放送 9/20, 2022)
9月20日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、自民党安倍派の研修会において会長代理の塩谷立元文部科学相が「旧統一教会の問題で我々が標的にされがちな状況の中、結束を乱さず耐え忍んでいることに感謝申し上げる」と挨拶したことについて、パーソナリティの大竹まことが「多くの民意もくみ取れないんだな。」と怒りの声を上げた。
フリーライターの武田砂鉄氏は、「『そんなに悪いことしてないのにメディアも野党も厳しいこと言ってくるよね』と言っているようだ。」と述べると、パートナーの小島慶子が「『いじめられてるよね、僕たち。』ってこと?本当に現状認識が歪んでる」と吐き捨てた。
また、小島は、旧統一教会を批判することは安倍元総理銃撃事件の山上容疑者の思う壺だという意見が世間で散見されることについても「全く的外れ」とバッサリ。「カルト宗教が人を苦しめている社会が望ましいと思わないのであれば、当然のこと。山上容疑者の意思とは関係なく、この国で安全に暮らした地人たちにとっての問題です。」と強く訴えた。
武田氏は「あと一週間で安倍元総理の国葬。国葬反対の声が多くなっている中で、本当に民主主義というのであれば、中止か、延期か、内閣自民党合同葬儀にすべきだ。」と改めて意見を述べた。大竹は「こういう時に国葬にします、という形ができていないから、その時々で決めようってなるんでしょ。」と懸念すると、武田氏も「その時々で『この人好きだから国葬、この人は嫌いだからやめとこう』みたいになるかもしれない。」と国葬決定の経緯の危うさに改めて言及した。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
自民安倍派が研修会 主導権争い、国葬後激化も
自民安倍派が研修会 主導権争い、国葬後激化も(JIJI.COM 2022年09月19日20時29分)
自民党安倍派(清和政策研究会)は19日、東京都内のホテルで研修会を開いた。会長の安倍晋三元首相を7月に銃撃事件で失った後、複数の幹部による「合議制」で運営を続けており、今後も結束を維持できるかが課題。27日に安倍氏の国葬が終われば、「ポスト岸田」も見据えた新会長選びに向け、主導権争いが激化する可能性もある。
研修会の冒頭、安倍氏の生前の映像が流され、出席者が黙とうした。あいさつに立った塩谷立会長代理は「われわれは安倍会長が取り組んだ政策課題、遺志をしっかり継いで結果を出していくことが大きな目的だ。そのためにも協力、結束をしていただきたい」と呼び掛けた。
同派は97人を擁する党内最大派閥。岸田文雄首相は、安倍氏側近だった萩生田光一政調会長と緊密に連携を取りながら、党側に配慮した政権運営に徹する。内閣支持率が下落する現状ではなおさらだ。首相を官邸で支える松野博一官房長官も同派所属。同派が混乱すれば、首相の党内基盤は再構築を迫られる。
同派は塩谷、萩生田両氏のほか、下村博文会長代理、世耕弘成参院幹事長、高木毅国対委員長を中心に運営し、会長ポストは空席のまま。「党総裁候補」ともなる新会長選びで派内対立が激しくなれば、分裂は避けられないとの見方もある。
◇「安倍派が標的に」
安倍派には世和平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が確認された議員も多い。それだけに教団側との関係を断ち、信頼回復につなげられるかは難題だ。
塩谷氏はあいさつで「われわれが標的にされるような状況の中で、皆さん結束を乱すことなく耐え忍んでいただいている」と指摘。「何が問題なのか、反社会的とはどういうことか議論し、明らかにして、そういったことに対しては(関係を)断絶しなければならない」と強調した。