国際

ウクライナ侵攻は「宗教戦争」泥沼化の可能性も プーチン氏に「ロシア正教を守る」使命感

今回の戦争は、「宗教戦争」であると思っています。西欧のキリスト教とロシア正教との戦争です。ロシア人特有の宗教感覚は国の頂点に立つ者を「神の代理人」とする統治者観を生むことになりました。神の代理人は、帝政ロシアではツァーリ(皇帝)で、今はプーチン氏です。プーチン氏の権力の強大さは、この統治者観の上に成立しています。ですから神の代理人であるプーチン氏がウクライナに侵攻すると言えば、ほとんどのロシア人は神に命令されるのと同じ感覚で最終的には受け入れているのだと思います。
国際

プーチン氏は病気を隠している?…右手でテーブル端を握って離さず、足は小刻みに揺れて

ロシアのプーチン大統領が21日にセルゲイ・ショイグ国防相と会談した際、右手でテーブルの端を強く握り続けていたことから、プーチン氏の健康不安説が出ている。米誌ニューズウィーク(電子版)は21日、「病気を隠している」などプーチン氏の健康を巡る臆測がSNSで飛び交っていると紹介した。英国の元国会議員はSNSで「プーチン氏はパーキンソン病を患っている。テーブルを握っていたのは右手の震えを抑えようとしていたからだ」との見方を示した。
国際

ロシア新興財閥の相次ぐ死亡、一部で暗殺を疑う声 5人のオリガルヒが家族を殺した後自殺と報道

ウクライナ侵攻を続けるロシアのオリガルヒ(新興財閥)と呼ばれる富豪とその家族が相次いで死亡したことを受け、一部で暗殺を疑う声が出ている。①天然ガス大手ノバテク社の元副会長セルゲイ・プロトセーニャ氏 スペインのリゾート地で妻と娘と共に遺体で発見、②ロシア有数の銀行の1つ、ガスプロムバンクの元副社長ウラジスラフ・アバエフ氏 モスクワ市内の自宅で妻と娘とともに銃で撃たれて死亡、③他に、少なくとも3人のオリガルヒが家族を殺した後で自殺を図って死亡。
国際

【徹底解説】ウクライナが“絶対降伏しない理由” ホロドモールに刻まれた心の傷と恐怖の記憶

「われわれは最後まで戦う。降伏するつもりはない」。ゼレンスキー大統領も「われわれは戦います。ウクライナは何一つ諦めない」と主張。しかしその一方で、現地メディアによると市民の犠牲者は増え続け、マリウポリでは、これまでに約2万2000人以上が死亡したとされています。この状況下でも徹底抗戦の構えを崩さないウクライナ。その背景にあるとされるのは、ソ連時代の“飢餓ジェノサイド”。ソ連時代の忘れがたい悲惨なトラウマの歴史。めざまし8では、ウクライナが「絶対に降伏しない理由」を解説しました。
政治・経済

円安どこまで進む? なぜここまで? 専門家に聞く背景や対策

円安は今後、どこまで進むのか。背景や必要な対策について、第一生命経済研究所の熊野英生氏と、ニッセイ基礎研究所の上野剛志氏に聞いた。
国際

中村逸郎氏「プーチンのゴールはウクライナの焦土化」と考察 復興や併合はない?

「焦土化してしまうと、ウクライナ約4000万人の人口がいるわけですけども、その人たちをどんどんどんどんヨーロッパに難民として送り出してやろうと。そして、その結果として、ヨーロッパは受け入れを巡って、足並みが乱れて、EU諸国内で分裂が起こってしまう。そこを実は、プーチン大統領は見ている」(筑波学院大・中村逸郎教授)
文化・歴史

「神はロシアの味方、これは聖戦」…総主教の言葉に3億人の東方正教会教徒が大反発

東方正教会の最大教派であるロシア正教会の最高指導者キリル総主教(モスクワ総主教庁)が戦争を称賛する言動で東方正教会が真っ二つに割れる危機に直面している。キリル総主教は最近、ウラジーミル・プーチン大統領のウクライナ侵攻を「神聖な(Sacred)」戦争だと賛美し、欧州はもちろん米国の東方正教会もキリル総主教に反対し始めた。
国際

戦争で結ばれる絆、シリアで広がるウクライナ支援

砲撃から逃れる方法や難民支援、化学兵器による攻撃への対応──ロシア軍が軍事介入し10年以上内戦が続くシリアで、戦いで得た知識や情報をウクライナ支援につなげる動きが広がっている。救助ボランティア団体「ホワイト・ヘルメット(White Helmets)」(正式名称:シリア民間防衛隊、Syria Civil Defence)の代表、ラエド・サレハ(Raed al-Saleh)氏はAFPに対し、「私たちがシリアで経験してきたことを考えると、ウクライナの人々の痛みを最も理解できるのは私たちかもしれない」と語った。
社会

日本の高級菓子を手土産にするとドイツで歓迎されない理由 便利だけど「使い捨て」文化の日本

ドイツに出張してきた日本人ビジネスパーソンが、商談相手のドイツ人に、手土産として、日本のお菓子を渡すことは珍しくない。そうした菓子は、たいてい個別包装され、化粧箱に入れ、さらに全体を包装紙でくるみ、それを紙袋に入れて相手に渡すのが通例だ。日本の高級菓子を受け取ったあるドイツの企業のスタッフが、こんなふうに語っていた。「何重もの包装が大量のゴミになってしまう。せっかく日本から持ってきてくれた手土産でも、正直言って喜べないのです」。
政治・経済

防衛費「増額すべき」57%、岸田内閣支持率7カ月連続6割

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は16、17両日に合同世論調査を実施した。岸田文雄内閣の支持率は65.9%。前回調査(3月19、20両日)比0.1ポイント増と横ばいで、昨年10月の政権発足以降7カ月連続で6割台を維持した。不支持率は前回比1.2ポイント減の26.7%だった。日本の防衛費について「大幅」と「ある程度」を合わせて57.0%が「増やすべきだ」と答えた。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、国防への関心が高まっていることが背景にあるようだ。
国際

ロシアに強制連行されたウクライナ住民を待つ「極東で強制労働」の過酷な未来

第二次世界大戦前、旧ソ連は西の国境付近にいたドイツ人やオランダ人をシベリアに強制移送し、スターリン時代は朝鮮系の人たちを中央アジア付近に強制移住させました。さらに第二次世界大戦で日本が敗戦した際、満州に残っていた60万人近い日本人がシベリア送りになり、極寒の地で身も心も凍るほど過酷な強制労働を課せられました。日本政府の調べでは、抑留者のうち約5万5000人が死亡しています。
科学・技術

日本はなぜこんなにスギ植えた? 『無花粉スギ』発見から30年、国民4割が花粉症の今も植え替えが進まない理由

花粉の飛散量の増加とともに、花粉症の発症年齢は低年齢化が進み、現在では国民の3人に1人以上が発症していると言われている。
科学・技術

大規模停電につながるおそれ 再生エネルギー事業者に初の「出力制御」 中国電力NW

中国電力ネットワークは電力の需要と供給のバランスをとるため、16日にも再生可能エネルギーの事業者に対し発電を一時的に停止するよう求める「出力制御」を行う可能性を示唆しました。中国電力ネットワークは15日、会見を開き早ければ、明日16日にも再生可能エネルギーの事業者に対し発電を一時的に停止するよう求める「出力制御」を実施する可能性があるとしました。
文化・歴史

ウクライナ人にとって日本はどんな国なのか 縁もゆかりもない「避難民」が続々入国の事情

「ウクライナでは、数十年前から、テレビで日本のアニメが放送されていたそうです。30~40代くらいの人は、『新世紀エヴァンゲリオン』や『美少女戦士セーラームーン』など、小さい頃に見た日本のアニメの話をされることが多いですし、世代を問わずアニメを通じて日本を好きになった人はたくさんいます。さらに、寿司やラーメンなども人気で日本食レストランが増えており、日本は経済的にも発展した憧れの国でもあります。日本はさらに自由や民主主義というウクライナと同じ価値を共有していると思われており、親近感が大きいです」
科学・技術

科学分野における中国の驚異 最先端技術分野の論文、量・質ともに世界一!?

「中国の科学論文の数と質が、8つの分野で米国を超えた」という報告書が発表された。ナノテクノロジーやコンピュータ・情報科学など5つの重要な科学分野においては、引用頻度が最も高い1%の論文数が米国の2倍を上回った。順位を上げただけではなく、量・質ともに米国を大きく引き離しており、「ノーベル賞水準」とも絶賛されているという。