2025年12月14日 今日の出来事

伊東市長選、田久保氏落選 元市議・杉本氏が初当選…静岡

伊東市長選、田久保氏落選 元市議・杉本氏が初当選―静岡

田久保真紀前市長(55)の失職に伴う静岡県伊東市長選は14日投開票され、国民民主党県連が推薦する元市議の杉本憲也氏(43)が初当選を果たし、田久保氏は落選した。田久保氏の学歴詐称疑惑で混乱した市政の立て直しが争点だった。投票率は60.54%で、前回(49.65%)を大きく上回った。

市長選には過去最多の9人が出馬。杉本氏は市政の正常化を訴え、自民党県連が推薦する元市長の小野達也氏(62)を僅差で上回った。田久保氏は大規模太陽光発電所(メガソーラー)の計画阻止などを訴えたが、得票数は全体の3位にとどまった。杉本氏は、当選後のインタビューで「止まってしまった市政を前に進める」と強調した。

北日本、北陸で大荒れ天気に 15日にかけ、暴風雪や高波に警戒

北日本、北陸で大荒れ天気に 15日にかけ、暴風雪や高波に警戒

低気圧の影響で、北日本と北陸で15日にかけて大荒れの天気になる恐れがあるとして、気象庁は14日、暴風や暴風雪、高波に警戒するよう呼びかけた。北海道では大雪による交通障害や高潮への警戒が必要だ。

気象庁によると、15日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は北海道28メートル(40メートル)、東北、北陸25メートル(35メートル)で、波の高さは北海道7メートル、東北、北陸6メートル。15日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で北海道70センチ、その後の24時間では50センチとなる。

クリスマス「予定なし」54% 過去最高水準 ケーキも値上げ 民間調査

クリスマス「予定なし」54% 過去最高水準 ケーキも値上げ 民間調査

物価高がクリスマスを直撃している。調査会社インテージが実施したクリスマスに関する調査では、クリスマスにかける予算は前年比0・5%増の平均1万6418円で、大幅に減少した前年とほぼ同水準だった。同社は「物価高騰を踏まえると実質的な支出は抑制傾向にある」としている。

贈り物やパーティー、外出などのイベントについて「予定はない」との回答が54・1%で前年から3・0ポイント伸び、過去最高水準になった。その他は、プレゼントを購入(自分用を含む)26・0%▽自宅でパーティー24・2%▽イルミネーションなどを見に行く7・7%▽レストランなど飲食店での食事やパーティー6・0%――などだった。

予定がない理由は、「興味がない・習慣がない」が31・1%と最多で、「お金をかけたくない・節約したい」が16・2%で続いた。

日系企業に広がる懸念 中国事業「撤退進む」…関係悪化1カ月

日系企業に広がる懸念 中国事業「撤退進む」―関係悪化1カ月

高市早苗首相の台湾有事発言に中国が激しく反発し、日中関係が悪化して1カ月がたった。中国政府が対日圧力を強化する中、日系企業の間では先行きを不安視する向きが増加。中国事業の縮小を模索する動きも出始めている。

「中国のカントリーリスクはさらに高まった。日系企業の撤退は間違いなく進む」。北京に駐在する日系大手メーカー幹部はこう話した。

慢性炎症を制御するたんぱく質 原因の免疫細胞、組織にとどめる…千葉大発見、ぜんそくなど新治療法期待

慢性炎症を制御するたんぱく質 原因の免疫細胞、組織にとどめる―千葉大発見、ぜんそくなど新治療法期待

ぜんそくや潰瘍性大腸炎などの慢性炎症性疾患を引き起こす免疫細胞「T細胞」の一種が肺や腸などの炎症組織にとどまる仕組みは、「HLF」と呼ばれる司令塔役のたんぱく質(転写因子)によって制御されていることが分かった。千葉大の平原潔教授や木内政宏助教らが13日までに米科学誌サイエンスに発表した。新たな治療法の手掛かりになると期待される。

HLFはさまざまな遺伝子を調節する役割があり、骨髄で血液細胞を生み出す造血幹細胞の増殖や約24時間周期の概日リズムの維持など、生体の多様な機能を担う。しかし、炎症を起こすT細胞で働いていることが分かったのは初めて。

ベラルーシで拘束の邦人釈放 平和賞受賞者含む123人

ベラルーシで拘束の邦人釈放 平和賞受賞者含む123人

ベラルーシのルカシェンコ政権は13日、拘束していた反政権派や元日本語教師の中西雅敏さんら計123人を釈放した。ロイター通信などが伝えた。在ベラルーシ日本大使館は邦人釈放を確認した上で、健康状態に問題はないと明らかにした。反政権派には2022年ノーベル平和賞受賞者の人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏が含まれる。

ルカシェンコ大統領は、ロシアのプーチン大統領の盟友で「欧州最後の独裁者」と呼ばれる。ベラルーシ国営ベルタ通信によると「トランプ米大統領の要請に基づき(肥料原料)カリウム産業への制裁解除に関連して恩赦を決定した」という。米特使が12、13両日にルカシェンコ氏と会談していた。

赤穂四十七士行列、堂々と 俳優内藤さんら練り歩き

赤穂四十七士行列、堂々と 俳優内藤さんら練り歩き

赤穂浪士が藩主浅野内匠頭の敵討ちのため吉良上野介邸に討ち入った日に当たる14日、兵庫県赤穂市で恒例の「赤穂義士祭」が開かれた。義士行列では俳優の内藤剛志さん(70)が大石内蔵助役を2年連続で務め、笑顔で沿道からの声援に応えながら、四十七士に扮した市民らを率いて堂々と練り歩いた。

黒い羽織の討ち入り装束に身を包んだ一行は、内藤さんが打つ陣太鼓の音に合わせ、赤穂城跡の大手門前から約600メートルのコースをゆっくり一歩ずつ進んだ。