ラオスとの「懸け橋に」 初の海外公務、友好深め…愛子さま、公式訪問終える
ラオスとの「懸け橋に」 初の海外公務、友好深め―愛子さま、公式訪問終える
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは、17日からのラオス公式訪問を終えられた。初の国際親善目的での外国訪問では、現地の文化や社会事情、日本との協力の歴史にも触れ、両国の「懸け橋」になるとの思いを深めた。
今年は日本とラオスの外交関係樹立70周年の節目で、愛子さまは「国家元首に準じた接遇」で迎えられた。18日にトンルン国家主席を表敬訪問し、パーニー国家副主席主催の晩さん会に出席。「私たち若い世代が、両国の懸け橋となって、美しい花を咲かせていくことができれば」と海外で初めてスピーチした。20日は古都ルアンプラバンを訪れ、地元の党書記による昼食会で「父をはじめ、皇室の方々の歩みを受け継ぎ、日本とラオスとの懸け橋の一端を担うことができれば」と述べた。
大谷翔平が「ファミリー財団」設立 子どもたちや動物支援
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が21日、自身のインスタグラムで子どもや動物を支援する財団を設立したと発表した。財団は「子どもたちが活発で健やかに暮らせるよう促す取り組みに資金提供し、困っている動物を救助、保護、ケアするプログラムを支援することで、より健康で幸せな地域社会をつくる」と活動の趣旨を紹介している。
財団名は「SHOHEI OHTANI FAMILY FOUNDATION(大谷翔平ファミリー財団)」で、ロゴには背番号17の大谷と妻の真美子さん、今年誕生した長女と愛犬デコピンとみられる「家族」がデザインされた。

高市首相、G20サミットに出席 スターマー英首相らと会談へ
高市早苗首相は22日(日本時間同日)、南アフリカに到着し、ヨハネスブルクで開幕した主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席した。トランプ米政権の関税措置などで自由貿易体制が揺らぐ中、首相は「WTO(世界貿易機関)を中核とする多角的貿易体制は世界経済の基盤」と強調し、自由で公正な国際経済秩序を通じて「自由で開かれたインド太平洋」実現を目指す考えを訴えた。
首相就任後、アジア以外の外遊は初めて。首相は同日、スターマー英首相と会談する見通しで、メルツ独首相との会談も調整する。米国は今回のサミット出席を拒否したが、主要7カ国(G7)を構成する英独との連携強化を確認する。
G20首脳会議が開幕 初の米欠席、成果期待できず…南ア
20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が22日、南アフリカのヨハネスブルクで開幕した。トランプ米大統領は南ア政府が少数派の白人を迫害していると主張し不参加を表明。初の「米国抜き首脳宣言」を採択できるかが焦点だ。23日までの会議は成果に乏しいとの見方が強い。
アフリカでのG20サミット開催は初めて。議長国の南アは(1)災害への強靱(きょうじん)性向上(2)低所得国の債務問題(3)公平な成長につながる重要鉱物資源の活用―を主要議題に据えている。
会社員らの健康保険証、期限迫る 来年3月まで暫定利用可
会社員や公務員らの健康保険証の有効期限が12月1日に迫っている。自営業者の多くと75歳以上の保険証は既に期限が切れており、厚生労働省は12月2日以降は「マイナ保険証」か「資格確認書」の利用を呼びかける。一方、医療機関での混乱を回避するため、暫定措置として来年3月末までは期限切れの従来の保険証でも窓口で使えるようにした。
期限を迎えるのは、大企業の会社員や家族らが入る健康保険組合(約2800万人)、中小企業向けの「協会けんぽ」(約4千万人)、公務員らが入る共済組合(約1千万人)。

「国策」と東電不信の板挟み 再稼働容認の新潟知事…柏崎原発
新潟県の花角英世知事が、東京電力柏崎刈羽原発(同県)の再稼働を容認した。エネルギー安全保障という「国策」と、県内に根強い「東電不信」との間で板挟みになりながら、重い決断を下した。
花角氏は、国土交通省大臣官房審議官や海上保安庁次長などを務めた元官僚。2018年6月の知事選では自民党などの支援を受け、原発反対を前面に掲げる対立候補を破り初当選した。再稼働に関しては、自らの判断を示した上で県民に「信を問う」とした。
クマに襲われ子供ら4人負傷 遠足中、2人重体…カナダ
カナダ西部ブリティッシュコロンビア州ベラクーラの森林で20日、遠足中の一行がハイイログマに襲われ、子供3人と大人1人が負傷した。自然保護当局が明らかにした。
4人は病院で手当てを受けており、カナダ公共放送CBCによると、うち2人が重体。被害に遭ったのは先住民が運営する一貫校の児童らで、約20人で遊歩道を散策していた。昼食のため小休止したところ、クマが歩道脇から現れたという。

