来年度予算案１１５兆５４００億円 過去最大更新、税収は７８兆４４００億円…２７日閣議決定
来年度予算案１１５兆５４００億円 過去最大更新、税収は７８兆４４００億円―２７日閣議決定
政府は２５日、２０２５年度予算案の一般会計歳出総額を過去最大の１１５兆５４００億円程度とする方向で最終調整に入った。これまで最大だった２３年度（１１４兆３８１２億円）を上回り、３年連続で１１０兆円を超える。税収も過去最高の７８兆４４００億円程度まで増えると見込むが、財源不足を賄えず、国債発行は避けられない。
中国、日本のＥＥＺ内に新たなブイ 岩屋外相、即時撤去要求
中国・北京を訪問中の岩屋毅外相は２５日、沖縄県・与那国島南方の日本の排他的経済水域（ＥＥＺ）内で、中国が設置したとみられる海上ブイが新たに一つ確認されたと明らかにした。現地で記者団の取材に応じた。
新たに確認されたブイは、外観から判断すると設置後、一定の期間が経過している可能性があるという。岩屋氏は同日行った王毅共産党政治局員兼外相との会談で、「こうした行為は受け入れられない」と抗議。即時撤去を求めた。これまでも、中国側による日本のＥＥＺ内へのブイの設置が確認されている。日本側は繰り返し撤去を求めているが、中国側は応じていない。
蛍光灯、2027年末で製造・輸出入禁止 政府、水銀規制で政令改正
蛍光灯、2027年末で製造・輸出入禁止 政府、水銀規制で政令改正
政府は24日、全ての一般照明用蛍光灯の製造と輸出入を2027年末で禁止する政令改正を閣議決定した。水俣病の原因となった水銀を包括的に規制する「水銀に関する水俣条約」の締約国会議での合意を踏まえた措置。蛍光灯の種類に応じて段階的に禁止され、水銀が含まれるボタン電池も対象。政令は26年1月から順次施行する。
環境省によると、電球形蛍光灯は27年1月から、直管蛍光灯は28年1月から製造・輸出入が禁止となる。28年以降も製品の継続利用や在庫品の販売は可能だが、国は発光ダイオード（LED）照明への計画的な切り替えを呼びかけている。
