「佐渡島の金山」、世界遺産に登録決定…韓国も賛同・ユネスコ
「佐渡島の金山」、世界遺産に 情報照会から一転、登録決定―韓国も賛同・ユネスコ
インドで開催中の国連教育科学文化機関（ユネスコ）の世界遺産委員会は２７日（日本時間同）、世界最大級の金生産地だった「佐渡島（さど）の金山」（新潟県佐渡市）の世界文化遺産への登録を決定した。ユネスコの諮問機関は６月、追加情報を求める「情報照会」を勧告していたが、審議の結果、韓国を含む全会一致で登録が決まった。
世界遺産委は「世界で採鉱などの機械化が進んだ時代に、高度な手工業による採鉱と製錬技術を継続したアジアにおける他に類を見ない事例だ」と評価した。
佐渡島の金山を巡っては、太平洋戦争中に朝鮮半島出身者も働いていたことから、韓国側は「強制労働の現場だ」として日本政府に抗議するなどしてきた。世界遺産委は日本に対し、「鉱業採掘が行われたすべての時期を通じた歴史を説明する施設を整えること」などを勧告した。
五輪開会式、警備は成功 フランス内相〔五輪〕
フランスのダルマナン内相は２６日、パリ五輪開会式が大きな混乱なく終了したことを受け、Ｘ（旧ツイッター）に「やった。世界最大のイベントの準備に集中して取り組んだ（結果だ）」と投稿し、警備は成功したという認識を示した。
夏季五輪史上初の競技場外での開会式 大雨の中、ガガが圧巻のパフォーマンス
第３３回夏季オリンピック・パリ大会は２６日、市中心部のセーヌ川で開会式が行われ、１７日間の大会が幕を開けた。赤、白、青のトリコロールの煙幕がセーヌ川に放たれ、華々しいショーが幕を開けた。夏の五輪では史上初めて、競技場外で行われた開会式。日本選手団は９３番目で、ヨルダン、カザフスタン、ケニアと同じ船で約６キロにわたってパレードし、トロカデロ庭園に集合した。
パレードの途中では米人気歌手のレディー・ガガ（３８）らが圧巻のパフォーマンスを披露。どしゃぶりの雨の中、選手や観客はずぶぬれになりながら、今か今かとその瞬間を待ちわびた。
下町の夜空、大輪彩る 隅田川花火大会
東京・下町の夏の風物詩、隅田川花火大会が２７日、台東、墨田両区にまたがる会場で開かれた。大勢の見物客が、夜空を彩る華やかな大輪の花を楽しんだ。
大会実行委員会のホームページによると、大会の由来は、江戸時代に８代将軍徳川吉宗が飢饉で犠牲となった人々の慰霊などのために催した「両国の川開き」とされる。
浜松や奈良で３８．６度 気象庁
東・西日本は、２７日も晴れか曇りで気温が大幅に上がった。気象庁によると、浜松市天竜区と奈良県十津川村、上北山村で３８．６度、和歌山県新宮市で３８．５度、甲府市と名古屋市で３８．１度を観測した。
３５度以上の猛暑日となった所は全国観測点の２割を超えた。主要都市の最高気温は、東京都心（千代田区）３５．６度、大阪３５．２度、福岡３７．０度だった。
