トランプ氏をアメリカ大統領候補に正式指名 「国に団結を」 副大統領候補はバンス上院議員 共和党
トランプ氏をアメリカ大統領候補に正式指名 「国に団結を」 副大統領候補はバンス上院議員 共和党
11月の米大統領選で4年ぶりの政権奪還を目指す共和党の党大会が15日、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開幕し、ドナルド・トランプ前大統領(78)を党候補に正式指名した。13日の演説中に銃撃されて負傷したトランプ氏は「米国を再び偉大に」をテーマに4日間の日程を通じ、事件に屈しない姿勢と米国の団結を呼びかけ、最終日の18日に指名受諾演説に臨む。
トランプ氏は指名に先立ち、自らに近い中西部オハイオ州選出のJ・D・バンス上院議員(39)を副大統領候補に選んだと発表した。バンス氏は「ラストベルト(さび付いた工業地帯)」の貧しい白人労働者階級出身。
Eマスク氏、毎月71億円寄付へ 銃撃されたトランプ氏支援
米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は15日、実業家イーロン・マスク氏が、大統領返り咲きを目指す共和党のトランプ前大統領を支える特別政治活動委員会(スーパーPAC)に毎月約4500万ドル(約71億円)を寄付する予定だと伝えた。関係者の話としている。
トランプ氏が13日、選挙演説中に銃撃され負傷したことを受け、マスク氏は自身のX(旧ツイッター)に「私はトランプ氏を全面的に支持する。一日も早い回復を願っている」と投稿していた。
疑惑の音声データ、百条委が協議 兵庫知事がワインねだるやりとり
疑惑の音声データ、百条委が協議 兵庫知事がワインねだるやりとり
斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し、懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、県議会の百条委員会は16日の理事会で、男性が残していた疑惑に関連した知事発言の音声データについて扱いを協議した。一方、斎藤氏は定例記者会見で辞職を重ねて否定した。
関係者によると音声データは、告発文書で指摘された「知事のおねだり体質」に関連したものとみられ、公務中の斎藤氏が関係者に特産品のワインをねだるようなやりとりが録音されていた。男性は他に百条委で読み上げる予定の陳述書や「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージも残し、遺族が議会に提出していた。
大型マグロ漁獲枠が1・5倍に 資源回復、国際会議で合意 2025年以降適用
大型マグロ漁獲枠が1・5倍に 資源回復、国際会議で合意 2025年以降適用
水産庁は16日、太平洋クロマグロの資源管理を話し合う国際会議で大型魚の漁獲枠を1・5倍にし、小型魚は10%増やすことで合意したと発表した。2025年以降の漁獲枠に適用する。資源量の回復傾向を受け、日本は大型魚で2・31倍、小型魚で30%増を提案していた。
高齢世帯でも広がるネット消費 8年で2.5倍に拡大
インターネットを利用した消費は、購入する対象を拡大させながら生活に定着してきた。明治安田総合研究所経済調査部の木村彩月(さつき)エコノミストの分析によると、新型コロナウイルス禍を経て台頭したサービスの定着や機器の発達が背景にあるという。その結果、利用者の年代も広がってきている。
総務省の家計消費状況調査によると、2023年のネット消費額は1世帯当たり年27万6253円。15年と比べて約2・5倍に拡大した。
その内訳として約4倍も伸びたのが「食料」だ。コロナ禍を機に普及したネットスーパーやフードデリバリー(出前)が要因とみられ、フードデリバリーだけなら約12倍にも及ぶ。ダウンロードなどで利用する電子書籍や音楽、映像といった「デジタルコンテンツ」も約5倍に伸びている。これらは幅広い年代に波及している。