2024年6月20日 今日の出来事

首都決戦、最多56人届け出 小池都政の評価が争点…都知事選告示

首都決戦、最多56人届け出 小池都政の評価が争点―都知事選告示

任期満了に伴う東京都知事選が20日に告示され、17日間の首都決戦が始まった。56人が届け出て、候補者数は過去最多だった前回の22人を大きく上回った。今回は、現職で3選を目指す小池百合子知事(71)に、前参院議員の蓮舫氏(56)ら新人が挑む構図。2期8年の小池都政に対する評価が主な争点となり、子育て支援策や行財政改革などを巡って論戦が繰り広げられる見通しだ。投開票は7月7日。

小池百合子氏「キーワードは『首都防衛』」 3選へ第一声 都知事選

小池百合子氏「キーワードは『首都防衛』」 3選へ第一声 都知事選

現職の小池百合子氏(71)は新宿区の選挙事務所で出発式に臨んだ。新型コロナウイルス対策に取り組み、東京オリンピック・パラリンピックを開催した2期8年の実績をアピールし「コロナ禍から脱出できるように専門家と歩みを進めてきた」と振り返った。3選に向け「世界一の都市・東京を確立する。キーワードは『首都防衛』。都民の命と暮らしを守り、経済を発展させていく」と決意を述べた。

蓮舫氏「格差が広がる東京を私が変えたい」 都知事選・第一声

蓮舫氏「格差が広がる東京を私が変えたい」 都知事選・第一声

元立憲民主党代表代行の蓮舫氏(56)は、党幹部らとJR中野駅前で第一声。「華やかに見える東京で格差が広がっている。私がリーダーとなって東京を変えたい」と意気込んだ。若者の非婚化が少子化の一因だとして「奨学金の負担を減らし、雇用の安定を図る」と強調。財政の「見える化」や、不明朗な契約の見直しを進め、生まれた財源を若者や子どものために使っていくと語った。

内閣不信任案、自民・公明の反対多数で否決

内閣不信任案、自民・公明の反対多数で否決

衆院は20日の本会議で、立憲民主党が提出した岸田文雄内閣に対する不信任決議案を自民、公明両党の反対多数で否決した。日本維新の会や共産党、国民民主党などは賛成に回った。

決議案は、19日に成立した改正政治資金規正法について「企業・団体献金の禁止や実効性のある『連座制』は含まれず、政策活動費は公開されないなど改革の名に値しない内容だった」と批判。政治改革に向けた首相の姿勢についても「リーダーとしての責任を取っていない。即刻総辞職するか、衆院を解散して国民に信を問うべきだ」と指摘した。

「首相がこの場来るべきだ」 自民代議士会で不満の声、会場から拍手

「首相がこの場来るべきだ」 自民代議士会で不満の声、会場から拍手

自民党代議士会で発言する津島淳衆院議員(中央)=国会内で2024年6月20日午後1時53分、川口峻撮影
 「岸田総裁がこの場に来て釈明すべきだ」――。岸田内閣に対する不信任決議案の採決に先立ち20日開かれた自民党代議士会で、自民の津島淳衆院議員(57)が岸田文雄首相の対応に苦言を呈する一幕があった。

「原爆の父」被爆者に涙して謝罪 通訳の証言映像発見、広島

「原爆の父」被爆者に涙して謝罪 通訳の証言映像発見、広島

米国の原爆開発計画「マンハッタン計画」を率いた科学者で「原爆の父」故ロバート・オッペンハイマー博士が米国で被爆者と面会した際、「涙を流して謝った」と立ち会った通訳が証言する映像が見つかったことが20日、広島市のNPO法人への取材で分かった。

NPO法人「ワールド・フレンドシップ・センター」によると、映像は1964年6月、広島の被爆者らとオッペンハイマー氏の非公開の面会で、通訳として立ち会った故タイヒラー曜子さんが2015年に証言した内容。「(面会場所となった)研究所の部屋に入った段階でオッペンハイマー氏は涙ぼうだたる状態。『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい』と謝るばかり」などと語った。

訪朝終え、ハノイで首脳会談へ 孤立回避へ抱き込み図る…プーチン氏

訪朝終え、ハノイで首脳会談へ 孤立回避へ抱き込み図る―プーチン氏

北朝鮮訪問を終えたロシアのプーチン大統領は日本時間20日未明、ベトナムの首都ハノイに到着した。同日午後、最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長らと会談し、防衛・安全保障分野などでの連携強化策を話し合う。プーチン氏はこれに先立ってベトナム共産党機関紙ニャンザンに寄稿し、同国の「ウクライナ危機に対するバランスの取れた立場と、平和的解決策の模索を支援する意思」に謝意を表明した。

ウクライナ侵攻が長期化し、プーチン氏に国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状が出ている中、孤立の回避と外交の正常化を内外に示す狙いがある。ベトナムは西側諸国と違って対ロ制裁を科しておらず、ICCにも非加盟。抱き込みを図るのが目下の目標だ。

ロ朝格上げ、最悪のシナリオ 軍事協力強化を憂慮…韓国

ロ朝格上げ、最悪のシナリオ 軍事協力強化を憂慮―韓国

ロシアと北朝鮮が侵略を受けた場合の相互支援を定め、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は関係の水準が「軍事同盟」に引き上げられたと強調した。北朝鮮と対峙(たいじ)する韓国にとってさらなる脅威となるだけに、最も避けたいシナリオだった。韓国政府は警戒心を強めつつ、対応を慎重に検討している。

将棋の藤井が七冠に後退 叡王戦

将棋の藤井が七冠に後退 叡王戦

将棋の藤井聡太八冠が20日、叡王を失い、七冠に後退した。