新型コロナ死者、1・6万人超 昨年5~11月、5類移行1年
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、8日で1年。日常生活は平時に戻りつつあるが、依然として流行の波を繰り返している。厚生労働省が4月に発表した最新の人口動態統計(概数)によると、昨年5~11月に計1万6043人が新型コロナで死亡。専門家は「命を落とす人がいることを改めて理解して」と訴える。
高齢者や基礎疾患のある人は重症化リスクが高い。同じ5類の季節性インフルエンザは、2019年の年間死者数が3575人で、感染症による死者は新型コロナが圧倒的に多い。ワクチンは高齢者らを対象にした定期接種に移行する。
イスラエル軍、ラファで限定地上戦 ハマスは「休戦案受諾」表明…ガザ交渉継続
イスラエル軍、ラファで限定地上戦 ハマスは「休戦案受諾」表明―ガザ交渉継続
パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止と人質解放を巡る間接交渉で、イスラム組織ハマスは6日、最高指導者ハニヤ氏が仲介役のカタールとエジプトに休戦案を「受け入れる」と伝えたと明らかにした。ただ、ハマスが同意したとする案は、当初案と内容が異なっているとされ、イスラエルは「根本的要求から懸け離れている」と主張。
イスラエル軍は7日、ガザ最南部ラファ東部で限定的な地上戦を実施した。イスラエル軍は「標的を絞った作戦に着手した」と表明。エジプトとガザの境界にあるラファ検問所を掌握したという。
プーチン大統領、5期目の就任式 侵攻継続へ国内基盤固め
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(71)が7日、大統領府があるモスクワのクレムリンで通算5期目の就任式に臨んだ。任期は6年。2022年2月に踏み切ったウクライナ侵攻が長引く中、新たな任期入りを機に戦闘継続に向け一層の国内基盤固めを進めるとみられる。
国民の高い支持率と戦場での優位を維持するため対ロ制裁で一時減速した経済を回復し、成長をどう確保するかが5期目の焦点になりそうだ。