与党、予算案2日未明採決方針 解任案で野党抵抗―国会
与党は2024年度予算案を2日未明にも衆院予算委員会と衆院本会議で可決し、参院に送付したい考えだ。立憲民主党は採決を阻止するため、小野寺五典衆院予算委員長(自民党)の解任決議案を衆院に提出したが、本会議で否決された。
24年度予算案、2日未明にも衆院予算委採決へ 与野党攻防が激化
立民・山井氏、2時間54分の新記録 不記載の51人読み上げ
立民・山井氏が衆院でフィリバスター、2時間54分の新記録 不記載の51人読み上げ
立憲民主党の山井和則衆院議員が1日午後の衆院本会議で、小野寺五典衆院予算委員長(自民党)の解任決議案に関する趣旨弁明を2時間54分行った。令和6年度予算案の衆院採決を遅らせるための「フィリバスター」(議事妨害)とみられる。
原稿にほとんど目を通すことなく演説する山井氏について、X(旧ツイッター)では「フィリバスター演説やっているんだけどメチャクチャ元気、イキイキしている。これも才能」「アドリブで出してくる能力。引き出しの大きさ、引き出しを開ける速さ。山井さんまじすごいわ」など称賛するコメントも相次いでいる。
「会計一切関わらず」 安倍派の4氏、政倫審でいずれも関与否定
「会計一切関わらず」 安倍派の4氏、政倫審でいずれも関与否定
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会(政倫審)が1日開かれ、安倍派(清和政策研究会)で事務総長を務めた西村康稔前経済産業相、松野博一前官房長官、塩谷立元文部科学相、高木毅前自民党国対委員長の4人が出席した。4氏はいずれも「会計については一切関わっていなかった」などとして事件への関与を否定した。
尹錫悦大統領、日本は「平和と繁栄のパートナー」 三・一独立運動式典で演説
尹錫悦大統領、日本は「平和と繁栄のパートナー」 三・一独立運動式典で演説
韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は1日、1919年に日本の植民地支配に抵抗した「三・一独立運動」の記念式典で演説し、昨年と同様に日本は「世界の平和と繁栄のために協力するパートナー」と表明した。北朝鮮に批判的な言及を増やし、「三・一運動は誰もが自由と豊かさを享受する統一によって完結する」と述べた。
日本との関係「飛躍を」 来年の国交60年機に韓国大統領―対日批判、要求なし
ガザ休戦合意、見通し先延ばし 住民殺到で多数死亡、交渉に影響も―米大統領
ガザ休戦合意、見通し先延ばし 住民殺到で多数死亡、交渉に影響も―米大統領
バイデン米大統領は29日、パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止と人質解放に向けた交渉に関し、「恐らく3月4日までに(合意は)実現しない」と語った。
ガザ当局は29日、北部で支援物資を待っていた人々にイスラエル軍が攻撃し、112人が死亡したと発表。ハマスは「虐殺だ」とイスラエルを非難した。これに対しイスラエル軍は、人々には「一切攻撃していない」(報道官)と主張し、市民が押し倒されたりトラックにひかれたりして死傷したと説明している。
ガザで支援食糧トラックに群衆押し寄せパニック、112人死亡…イスラエル軍発砲との情報も
東証反発、史上初の4万円目前 一時あと10円、744円高
1日の東京株式市場で日経平均株価(225種)が大幅反発し、史上初の4万円が目前となった。最高値を3日ぶりに更新し、終値は前日比744円63銭高の3万9910円82銭。午後の取引では節目の4万円まであと10円に迫る場面があった。半導体関連株が上昇し、相場をけん引した。
オムロン、ワコール、株価最高値更新でも人員削減 好業績企業もリストラ
オムロン、ワコール…株価最高値更新でも需要回復進まず老舗が人員削減 一方で好業績企業もリストラ
日経平均株価が史上最高値を更新する一方で、日本企業が業績不振などを背景に希望退職を募集するケースが相次いでいる。直近1週間だけでもオムロンや資生堂、ゲーム事業を手がけるソニーグループ子会社など、大手が大規模な人員削減を発表した。株価の高値更新を日本経済が回復する兆しと見る向きもあるが、製造業を中心に需要の回復が進んでいない状態だ。一方で、好業績でも早期退職を募る企業も増えている。背景にはグローバル化やデジタル化への対応を急がなければならない事情があり、雇用の流動化が加速している。
震度5弱程度の揺れに注意 千葉県東方沖の地震―調査委
政府の地震調査委員会は1日、千葉県東方沖で2月末から続く地震活動について臨時の会合を開いた。平田直委員長(東京大名誉教授)は会合後の記者会見で、「これまでも同様の活動があり、数週間から数カ月程度、震度5弱程度の揺れに注意してほしい」と呼び掛けた。
千葉県東方沖では2月26日深夜から地震活動が継続。29日夕方と3月1日早朝にはそれぞれ最大震度4を記録するなど、同日午後1時までに震度1以上の地震が16回起きている。
国土地理院(茨城県つくば市)は1日、房総半島沖でプレート(岩盤)境界がゆっくり滑る現象「スロースリップ」を検出したと発表した。「千葉県東方沖で相次いでいる地震は、この現象が誘発しているとみられる」と説明している。