2024年11月17日 今日の出来事

兵庫県知事選、斎藤氏が再選確実 出直し選で返り咲き SNS活用し稲村氏に競り勝つ

兵庫県知事選、斎藤氏が再選確実 出直し選で返り咲き SNS活用し稲村氏に競り勝つ

前知事の失職に伴う兵庫県知事選が17日投開票され、前知事の斎藤元彦氏(47)が再選を確実にした。過去最多の7人による争いとなり、前尼崎市長の稲村和美氏(52)に競り勝った。告発文書問題で混乱した県政の舵取りは再び、斎藤氏が担う。斎藤氏は19日付で知事に就任する。

斎藤氏は3年前の知事選で初当選。3月に発覚した自らのパワハラ疑惑など告発文書を巡る対応が問題視され、県議会が9月に全会一致で不信任決議を可決した後、斎藤氏が自動失職し出直し選に臨む異例の展開をたどった。斎藤氏に対する県議会や県職員の不信は根強く、再選で県政の混乱が収拾するかは不透明だ。

斎藤氏、改革信念貫き返り咲き 逆風の中、再び県民から負託得る

「軌道に乗ってきた改革を止めるわけにはいかない」。兵庫県議会に全会一致で不信任を突き付けられ知事を失職したが、県政改革への信念を貫いて出直し選へ。逆風の中、再び県民からの負託を得て返り咲いた。

兵庫県知事選、斎藤元彦氏が再選 前回選を35万人近く上回る

兵庫県の斎藤元彦前知事(47)の失職に伴う知事選で、県選挙管理委員会は17日、県知事選の期日前投票者数が94万4541人だったと発表した。過去最も多かった令和3年知事選(60万1439人)を35万人近く上回り、過去最多を更新した。

前回選の投票率は41・1%。平成以降で50%を超えたのは過去2度あり、参院選と同日選だった平成13年(56・21%)と平成25年(53・47%)のみ。前知事の失職に伴う知事選で関心が集まっているとみられ、今回選の投票率がどこまで伸びるかが注目される。

日韓、安全保障で緊密に連携 ロシアと北朝鮮の軍事協力に懸念

日韓、安全保障で緊密に連携 ロシアと北朝鮮の軍事協力に懸念

石破茂首相は16日午後(日本時間17日午前)、南米ペルーの首都リマで韓国の尹錫悦大統領と会談した。北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射など核・ミサイル開発の加速や、ロシアや北朝鮮の軍事協力の進展に深刻な懸念を共有。安全保障分野で日韓、日米韓が緊密に連携する方針を確認した。

両首脳は来年の日韓国交正常化60周年を見据え、首脳間の対話の頻度を高め、日韓関係を未来に向けてさらに飛躍させていく考えで一致した。経済、文化、社会保障など幅広い分野での協力強化を申し合わせた。

公明、結党60年で正念場 埋没回避へ政治改革の主導狙う

公明、結党60年で正念場 埋没回避へ政治改革の主導狙う

公明党は17日、結党60年を迎えた。2012年の政権復帰以降、「安倍1強」の下で集団的自衛権行使容認など自民党に追随する場面が目立ち、支持母体・創価学会の集票力低下も相まって退潮傾向は著しい。先の衆院選敗北を受け、来年夏の参院選が正念場となる。まずは28日召集予定の臨時国会で政治改革を主導することで、埋没を回避しようと躍起だ。

公明は安倍政権で、限定的な集団的自衛権の行使や、武器輸出三原則の見直しを相次ぎ容認。岸田政権では、反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有に加え、次期戦闘機の第三国輸出解禁も認めた。