被爆77年、長崎で平和祈念式典 「核兵器をなくすことが唯一の道」
長崎に米軍の原爆が投下されてから77年となった9日、爆心地近くにある長崎市の平和公園で平和祈念式典が開かれた。ロシアによるウクライナ侵攻で核をめぐる議論が活発になるなか、参列者らは核廃絶を強く願い、原爆投下時刻の午前11時2分に黙禱を捧げた。
長崎市の田上富久市長は平和宣言で、「（核兵器を）持っていても使われないだろうというのは幻想。核兵器をなくすことが、未来を守るための唯一の現実的な道だ」と強調。2021年1月に発効した、核兵器を全面的に禁止する核兵器禁止条約への署名・批准を日本政府に迫った。
式典には米英中仏印、イスラエルの核保有6カ国など過去最多の83カ国が参列。ロシアとベラルーシは「不測の事態の回避」を理由に招待していない。
青森・北海道で大雨 24時間で平年8月分超 東北中心に警戒を
停滞する前線の影響で、青森県や北海道は9日、大雨が降った。青森県深浦町付近のレーダー解析で、この日午前と午後に1時間当たり約90～100ミリの雨が降ったとして、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を2回にわたり発表。同県弘前市は警戒レベルが最高の5にあたる「緊急安全確保」を発令した。気象庁は11日にかけて東北地方を中心に大雨が続くとして、厳重な警戒を呼び掛けている。
気象庁によると、24時間降水量の最大値（9日午後5時現在）は、青森県深浦町251.5ミリ▽北海道遠別町219.0ミリ▽青森県弘前市岳218.5ミリ――。いずれも平年の8月1カ月間を上回る雨が降り、観測史上最多を更新した。
ソウルで「115年ぶり」豪雨、地下鉄や住宅に浸水 各地で8人死亡
韓国の首都圏が猛烈な雨に見舞われている。ソウルで住宅への浸水が相次ぐなどして8人が死亡し、7人が行方不明になっている。韓国メディアは、8日のソウルの雨量が、115年ぶりに1日当たりの記録を更新したと報道している。
韓国メディアは、道路の冠水で立ち往生する車や、地下鉄の構内に浸水した様子を刻々と伝えている。
国内感染、新たに21万2550人 前週比1561人増―新型コロナ
国内では9日、新たに21万2550人の新型コロナウイルス感染が確認された。1日当たりの新規感染者は前週火曜日と比べ1561人増加した。重症者は前日比26人増の581人、死者は278人だった。
東京で新たに2万9115人感染 4日連続で前週以下 新型コロナ
東京都は9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万9115人確認されたと発表した。前週火曜日（3万842人）から約1700人減少し、4日連続で前週の同じ曜日を下回った。新たに20人の死亡も確認された。
【1年前の今日の出来事】 2021年8月9日
