今日の出来事(2022年7月15日) 九州に初の線状降水帯予測 16日にかけ大雨警戒―気象庁

九州に初の線状降水帯予測 16日にかけ大雨警戒―気象庁

気象庁は15日、九州北部・南部では同日夜から16日午前にかけて、線状降水帯が発生する可能性があるとの予測情報を発表した。6月に開始された同情報が出されたのは初めて。雨雲が帯状に連なり大雨となる恐れがあり、同庁は土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に厳重に警戒するよう呼び掛けた。

16日正午までの24時間予想雨量は多い所で、九州北部・南部250ミリ、東北120ミリ、関東甲信と四国100ミリ、中国と近畿、東海、北陸、北海道80ミリ。その後、17日正午までの同雨量は、東海と北海道100~150ミリ、九州南部と四国、中国、近畿、北陸、関東甲信50~100ミリ。

15日夜から九州で「線状降水帯発生」のおそれ

国葬は安倍氏礼賛に 共・社が反対表明

共産党の志位和夫委員長は15日、岸田文雄首相が故安倍晋三元首相の国葬を行うと表明したことについて、「国民の中で評価が大きく分かれている安倍氏の政治的立場や政治姿勢を国家として全面的に公認し、賛美・礼賛することになる」として反対する談話を発表した。

談話は、「政治的立場を異にしていても、亡くなった方に対して礼儀を尽くすのがわが党の立場だ」と強調。ただ、国葬は国民に弔意を強制することにつながると懸念を示し、「弔意は内心の自由にかかわる問題で国家が弔意を求めたり、弔意を事実上強制したりすることはあってはならない」と指摘した。

社民党の服部良一幹事長も国葬に反対する談話を発表。「安倍氏の評価が大きく分かれる中で、国家が国葬として国民に政治的評価を事実上強制することは行うべきではない」と批判した。

旅客船162事業者に安全不備 知床事故後の緊急点検で

国土交通省は15日、北海道・知床半島沖の観光船沈没事故を受けた緊急安全点検で、全国790の旅客船事業者を対象に海上運送法に基づく安全管理規程の順守状況などを調べた結果、162事業者で不備を確認したと発表した。行政処分などに相当する重大な違反はなく、いずれも是正を指示した。

国交省によると、2業者で運航管理者や代行が不在のまま運航したケースがあり、52業者で出航中止の判断理由の不記載など、記録簿に不備があった。救命用具に船名を書いていない、反射材が剥がれているといった備品の問題も確認された。

切手やはがきの交換手数料が値上げ、4月から1枚5円→10円に

日本郵便は15日、書き損じはがきや切手の交換の手数料を来年4月1日から値上げすると発表した。交換枚数が1回につき100枚以上が対象となる。通常はがきや切手は、1枚につき5円を10円に引き上げる。

往復はがきや郵便書簡は1枚10円が20円になる。1回で100枚以上交換する場合の提出方法も変更する。利用者側で種類や金額別にまとめることにした。1回で1万枚以上交換する場合は、指定された郵便局でのみ受け付ける。

国内感染10万人超、2月以来 過去2番目、拡大続く―東京1万9059人、前週比2.17倍

国内では15日、新たに10万3311人の新型コロナウイルス感染が確認された。1日当たりの新規感染者が10万人を超えたのは、過去最多だった2月5日(10万4168人)以来で、過去2番目の多さ。オミクロン株の派生型「BA.5」の広がりを背景に、「第7波」とも呼ばれる感染拡大が続いている。重症者は前日比7人増の107人、死者は31人だった。

東京の新規感染、過去最多に迫る 5カ月ぶり1.9万人超 新型コロナ
東京都は15日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万9059人確認されたと発表した。1万9000人を超えるのは2月5日以来、約5カ月ぶりで、過去最多の2万1562人(2月2日)に迫っている。1万人超は4日連続で、前週金曜日(8777人)の2.17倍となった。新たに2人の死亡も確認された。

【1年前の今日の出来事】 2021年7月15日