2022年3月18日 今日の出来事

【ゼレンスキー大統領、日本の国会でオンライン演説】

ウクライナのゼレンスキー大統領、23日に日本の国会でオンライン演説

ウクライナのゼレンスキー大統領、3月23日、日本の国会でオンライン演説

衆参両院は18日、ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説を23日午後6時から実施する方針を固めた。双方をリアルタイムでつなぐ「オンライン形式」を採用し、日本の国会では初めての試みとなる。設備の都合から本会議場ではなく、国会内の大規模会議室で実施する。↵

ゼレンスキー氏は英国や米国などの議会でもオンライン形式で演説しており、日本に対しても在日ウクライナ大使館から日本の外務省を通じて打診。17日にはウクライナのコルスンスキー駐日大使が衆参両院議長に対し、正式に要請していた。演説はロシアによる攻撃を非難し、ウクライナへの支援強化を呼びかける内容になるとみられる。自民党の高木毅、立憲民主党の馬淵澄夫両国対委員長は18日、国会内で会談し、国会演説を早期に実施する方針を確認していた。

【自公提案の5000円給付案 参院選挙対策との批判】

5000円給付案、評判散々 自公提案に「選挙対策」「高齢者優遇」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で受給額が減る年金生活者への支援策として、自民、公明両党が提案した「一律5000円給付案」の扱いを巡り、政府が苦慮している。提案に対しては「バラマキにもならないバラマキ」など評判は散々で、一時は前向きな姿勢を示した岸田文雄首相も慎重姿勢に転じた。政府は、年金生活者のみならず現役世代などへの支援策を加えた経済対策に盛り込むことで「高齢者優遇」のイメージを薄める案を検討しているが、夏の参院選が近づけば「選挙対策」との批判がさらに高まる可能性は残っている。

【アサリの産地偽装 表示の厳格化】

輸入アサリ「国産」ダメ 産地偽装受け表示厳格化

熊本県産アサリ産地偽装問題

中国などから輸入されたアサリが「熊本県産」と産地偽装されて大量に流通していた問題を受け、消費者庁と農林水産省は18日、アサリの産地表示ルールを厳格化すると発表した。アサリを含む生鮮品には生育期間が最も長い場所を原産地表示する規則があるが、輸入アサリについては事実上、国産に表示を切り替えられなくする。今月下旬にルールを見直し、アサリの産地表示に対する信頼回復につなげたい考えだ。

食品表示法の基準には、生鮮品は2カ所以上で生育した場合、生育期間が最も長い場所を原産地と表示する通称「長いところルール」がある。ただ、アサリは見た目で生育期間を判別するのが困難。海中での一時保管と養殖の区別も曖昧で、悪意ある業者が短期間保管しただけで「長期間育てた」と偽って国産表示で販売するケースが相次いだ。

全国で新たに4万9210人感染 前週金曜から6700人少なく
新型コロナウイルスの感染者は18日、全国で新たに4万9210人確認された。前週の金曜日と比べ、約6700人少なかった。重症者は前日から99人減って991人となり、2月3日以来、約1カ月半ぶりに1000人を下回った。死者は156人だった。東京都の新規感染者は7825人で、前週の金曜日から約600人減った。

俳優の宝田明さん死去 87歳 「ゴジラ」で注目、東宝の看板俳優

宝田昭さんは54年に映画「ゴジラ」で主演

映画「ゴジラ」第1作や青春映画に主演し、ミュージカルでも活躍した俳優の宝田明(たからだ・あきら)さんが14日、死去した。87歳。旧満州(現中国東北部)出身。高校卒業後、「東宝ニューフェイス」として映画界入りし、「かくて自由の鐘は鳴る」でデビュー。同年の「ゴジラ」主演で注目され、「美貌の都」や「青い山脈」などの青春映画に立て続けに出演。二枚目スターとして東宝の看板俳優となり、「ゴジラ」シリーズや喜劇、アクション映画と幅広く活躍した。「アニーよ銃をとれ」などミュージカルでも高い評価を得た。後年は、きざなイメージを逆手に取ったコミカルな演技を見せた。

【1年前の今日の出来事】 2021年3月18日