2021年11月11日

作家の瀬戸内寂聴さん死去 99歳 文化勲章受章
女の性愛や孤独を正面からとらえた小説を発表する傍ら、51歳で出家して分かりやすい語り口で仏法を広めてきた、文化勲章受章の人気作家で僧侶の瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)さんが、9日、心不全のため死去した。99歳。

政府が経済対策に盛り込む給付金など
政府は、19日に決定する経済対策に盛り込む各種給付金の概要を固めた。
中小企業支援・・コロナ禍で売り上げが減少した事業者に、事業規模に応じ最大250万円を一括給付
生活困窮者支援・・住民税非課税世帯を対象に1世帯あたり10万円を現金給付
子育て世帯支援・・18歳以下の子供に現金とクーポンで計10万円相当を給付。主たる生計者の年収が960万円未満の世帯が対象
学生の支援・・大学生や専門学校生らに就学継続のための緊急資金10万円を給付。対象や時期は検討中
マイナポイント・・マイナンバーカードの取得者に最大2万円相当のポイント付与

10万円給付「適切」は19% 共同通信調査、内閣支持60%
共同通信社が第2次岸田内閣の発足を受け10、11両日実施した全国緊急電話世論調査で、新型コロナウイルス経済対策として18歳以下へ10万円相当を給付する政府方針について「適切だ」と答えた人は19.3%にとどまった。「一律給付すべきだ」は24.0%、「年収960万円の所得制限の引き下げ」が34.7%、「給付すべきでない」は19.8%だった。

内閣支持率は60.5%で、今月1、2両日の前回調査に比べ2.4ポイント増加した。観光支援事業「Go To トラベル」の再開については賛成が51.1%、反対が45.1%と割れた。

有効回答数は固定520人、携帯520人。

欧州とロシアで感染・死者急増 ワクチン接種に遅れ―新型コロナ
欧州やロシアで、新型コロナウイルスの感染・死者数が急増している。ロシアでは連日、死者が1000人を超えているほか、中・東欧でも1日の死者が過去最多となる国が相次ぐ。ドイツも今月に入り、1日の新規感染者が最多となった。進まないワクチン接種が一因とみられ、ウイルスが拡散しやすい冬を控えて各国当局は危機感を強めている。

習氏を毛沢東・鄧小平に並ぶ指導者に 中国共産党、「歴史決議」採択
中国共産党の重要会議、中央委員会第6回全体会議(6中全会)で11日、40年ぶりとなる新たな「歴史決議」が採択された。

共産党がこれまで、歴史決議を採決したのは「建国の父」である毛沢東時代の1945年「改革開放」政策を主導した鄧小平時代の81年の2回だけ。党の過去について評価を定める歴史決議には重大な意味があり、習氏は今回、毛と鄧に並ぶ歴史的指導者として自らを位置づけた形だ。習氏の長期政権実現に向けたプロセスは最終段階に入った。