森氏発言に各界から批判 トヨタ社長「価値観異なり、誠に遺憾」
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言をめぐり、トヨタ自動車は10日、「今回の大会組織委員会のリーダーのご発言はわたしたち、トヨタが大切にしてきた価値観とは異なっており、誠に遺憾だ」とする、豊田章男社長のコメントを出した。
首相長男ら、衛星放送の認定更新直前に総務省幹部と会食
総務省幹部4人が、菅義偉首相の長男ら衛星放送などを手がける東北新社側から接待を受けていた問題で、2人の幹部は10日の衆院予算委員会で、東北新社の子会社が手がける衛星放送「スターチャンネル」の認定を同省が更新した昨年12月15日の直前に、菅氏の長男とそれぞれ会食をしていたことを明らかにした。秋本芳徳・情報流通行政局長は同月10日、湯本博信・情報流通行政局官房審議官は同月14日にそれぞれ菅氏長男との会食を認めた。
原発不正入室「判断変わった可能性」 一部委員から意見
東京電力柏崎刈羽原発で社員が他人のIDカードで中央制御室に入った問題で、原子力規制委員会の更田豊志委員長は10日の定例会見で、不正入室を知っていれば、東電に原発を動かす適格性を認めた昨年9月の判断が変わっていた可能性がある、との意見が一部の委員から出ていることを明らかにした。不正入室は昨年9月20日に発生し、東電は翌21日に規制委の事務局である原子力規制庁に報告した。だが、更田委員長や委員は不正入室を知らないまま、23日午前の定例会で東電の適格性を認めていた。地元首長らからは適格性の評価を検証するよう求める声があがっている。
先月、自殺した人は全国で1646人 女性は8か月連続去年より増加
先月、自殺した人は全国で合わせて1646人で、去年の同じ時期に比べて2.4%少なくなった。一方、女性の自殺は8か月連続で去年より増えている。男女別では男性が1121人と5.7%減ったが、女性は525人で、5.6%増えた。
国内の変異株感染者100人超 死亡リスク増加?
新型コロナウイルスの変異株に感染した人が国内で100人を超えた。埼玉県では大規模クラスターが発生するなど、感染は徐々に広がっている。厚生労働省は「感染力が従来より強いのかどうか、まだ判断できない」とするものの、専門家は警戒感を強めている。国内での変異株の感染者は、昨年12月25日に羽田空港と関西国際空港の検疫で初めて確認された。
全国の死者最多121人 東京感染4日連続500人未満
国内では10日、新たに1887人の新型コロナウイルス感染が判明し、新規感染者が4日続けて2000人を下回った。一方、死者は23都道府県で計121人確認され、過去最多を更新した。重症者は前日から23人減の736人。東京都では新たに491人の感染が判明した。1日当たりの新規陽性者が500人を下回るのは4日連続。
ドイツのロックダウン、3月7日まで延長 新型コロナ変異株警戒
ドイツのメルケル首相は10日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大を防止するためのロックダウンの期限を2月14日から3月7日まで延長すると発表した。新規感染者数は減少傾向にあるが、当局は感染力の強い変異株への警戒を強め、延長を決めた。