2025年12月30日 今日の出来事

年末株価、5万0339円 東証大納会、高市首相「走って走って」

年末株価、5万0339円 東証大納会、高市首相「走って走って」

東京株式市場は30日、2025年最後の取引日「大納会」を迎え、日経平均株価の終値は前日比187円44銭安の5万0339円48銭だった。年末株価の史上最高値を35年ぶりに更新した昨年末の3万9894円54銭に比べ、1万0444円94銭(26.2%)上昇した。人工知能(AI)ブームや「高市トレード」で買いの勢いが強まった。

取引終了後の式典には、高市早苗首相がゲストとして登場した。「日本のために最後まで諦めず、走って走って走って走って走り抜いて勝利を勝ち取ります」とあいさつ。サッカー日本代表の森保一監督らと今年の株取引を締めくくる鐘を打ち鳴らした。

東証「記録と記憶に残る1年」 大納会、高市首相も出席

年末株価、2年連続で最高値更新 年間上げ幅初の1万円超 大納会

東北は大雪、交通障害注意 強い冬型、上空に寒気…気象庁

東北は大雪、交通障害注意 強い冬型、上空に寒気―気象庁

気象庁は30日、日本付近は1月1日にかけて冬型の気圧配置が強まり、東北地方では上空に強い寒気が流れ込んで大雪になる所があると発表した。交通の障害や雪崩、落雪に注意が必要という。

31日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で、日本海側の山沿い70センチ、平地40センチ、太平洋側の山沿い50センチ、平地30センチ。

その後、1日午後6時までの同降雪量は、日本海側の山沿い70センチ、平地50センチ、太平洋側の山沿い70センチ、平地40センチ。

首相面会、安保局長が43回最多 日中対立、政高党低の状況反映

首相面会、安保局長が43回最多 日中対立、政高党低の状況反映

高市早苗首相が10月の就任から2カ月間で最も多く面会したのは、外交・安全保障政策の総合調整を担う市川恵一国家安全保障局長だった。上位は外務省幹部が目立つ。首脳外交が続いたことに加え、台湾有事を巡る首相答弁に端を発した日中対立も背景にあるとみられる。自民党幹部は10位以内に入らず、官邸主導の「政高党低」とも言える状況を映し出した。

閣僚では21回の片山さつき財務相がトップ(6位)。首相と経済対策を巡って協議したほか、2026年度予算案の調整状況についても報告に訪れた。

自民、「公明票」未練消えず 次期衆院選、維新と協力模索

自民、「公明票」未練消えず 次期衆院選、維新と協力模索

自民党は次期衆院選に向け、小選挙区で支援を受けてきた公明党への未練を消せないでいる。与野党対決を制す重要な基礎票だったからだ。代わりに連立を組んだ日本維新の会は全国政党とは言えず、候補者調整にも慎重。

自民は候補予定者がいない「空白区」での擁立を急いでいるが、昨年の前回衆院選で公明に譲った11選挙区は基本的に除外。連立離脱に伴い、公明が選挙区からの撤退を決断するまで待つ構えだ。

背景には1選挙区当たり1~2万票と言われる「公明票」がある。自民は「比例代表は公明に」と訴える代わりに、選挙区で公明の支援を受け、衆院選で勝利を重ねてきた。だが、野党となった公明に対し、立憲民主党が盛んに秋波を送っている。

不破哲三さん死去、95歳 共産前議長、「現実路線」確立

不破哲三さん死去、95歳 共産前議長、「現実路線」確立

共産党の理論的支柱の一人として、党の「現実・柔軟路線」を確立した不破哲三(ふわ・てつぞう、本名上田建二郎=うえだ・けんじろう)前議長が30日午後1時20分、急性心不全のため東京都内の病院で死去した。95歳だった。

2003年に政界を引退、06年には党中央委員会議長も退いたが、党の中央委員と常任幹部会委員の要職にはとどまるなど、党内に強い影響力を保持した。

1930年1月生まれ。東京都出身。旧制一高在学中に共産党に入党。東大理学部を卒業し、鉄鋼労連(現基幹労連)書記を経て、党本部に勤務した。69年の衆院選で旧東京6区から初当選し、当選11回。70年には40歳で新設の党書記局長に抜てきされ、当時委員長だった宮本顕治氏(故人)を理論面で支えた。「共産党のプリンス」と呼ばれた。

海外協力隊、60年で応募者激減 JICA岐路、1900人弱に

海外協力隊、60年で応募者激減 JICA岐路、1900人弱に

国際協力機構(JICA)の国際協力事業「海外協力隊」が、発足から60年を迎え岐路に立っている。協力隊への応募者数が激減し、ピーク時の2割を切った。途上国の要請を満たす派遣ができない状況で、JICAは協力隊の事業継続が困難になる可能性があると危機感を強めている。
 JICAによると、協力隊への応募者数が最大だったのは1994年度の約1万2千人。2007年度に5千人を切り、24年度は1900人弱まで落ち込んだ。