2025年9月5日 今日の出来事

台風15号、太平洋側で大雨 静岡突風でけが人、新幹線に乱れ

台風15号、太平洋側で大雨 静岡突風でけが人、新幹線に乱れ

台風15号は5日午前1時ごろ、高知県宿毛市付近に上陸し、さらに午前9時ごろには和歌山県北部に再上陸した。5日は太平洋側を中心に広範囲で大雨となった。静岡県では突風が発生し、けが人が出た。建物の全半壊も相次いで確認された。東海道新幹線は断続的に運転を見合わせ、ダイヤが大幅に乱れた。台風は6日朝には関東の東で温帯低気圧に変わる見込み。

気象庁によると、台風周辺の暖かく湿った空気や、北陸から東北に延びる前線の影響で大雨になった。5日午後、静岡県菊川市では1時間に127ミリ、牧之原市の静岡空港では113ミリの猛烈な雨となり、それぞれの地点の観測史上最大となった。静岡県や神奈川県では線状降水帯が発生した。

日本車関税15%に下げ 2週間内に実施、大統領令署名…コメ購入75%拡大、日米合意反映

日本車関税15%に下げ 2週間内に実施、大統領令署名―コメ購入75%拡大、日米合意反映

トランプ米大統領は4日、日本との貿易交渉での合意を履行する大統領令に署名した。自動車関税を現在の27.5%から15%に引き下げる。官報に掲載後、7日以内に税率を修正する手続きを取るようラトニック商務長官に命じた。15%が上乗せされている相互関税の適用方法も修正した。

大統領令では、日本政府が年77万トン程度を無税で輸入するミニマムアクセス(最低輸入量)の枠内で、米国産のコメ輸入を75%拡大するよう取り組むとも明記した。

自動車関税引き下げ、9月中に適用見通し トランプ氏が大統領令署名

悠仁さま、6日に成年式 19歳の誕生日

悠仁さま、6日に成年式 19歳の誕生日

秋篠宮家の長男悠仁さまの成年式が19歳の誕生日に当たる6日に執り行われる。男性皇族が成人した際に臨む皇室の重要儀式で、開催は秋篠宮さま以来40年ぶり。天皇陛下から授かった冠を着ける「加冠の儀」や、天皇、皇后両陛下に感謝を述べる「朝見の儀」などが催される。これに合わせ、大勲位菊花大綬章が授与される。

悠仁さまは19歳を迎えられる。4月に進学した筑波大(茨城県つくば市)で充実した学生生活を送り、交友や活動の幅が広がっている。昨年18歳で成人したが、大学受験を控え、成年式は先送りされていた。

日経平均続伸、一時600円超高 4万3000円台回復

日経平均続伸、一時600円超高 4万3000円台回復

5日午前の東京株式市場は日経平均株価(225種)が続伸した。前日終値と比べ、上げ幅は一時600円を超え、節目の4万3000円台を回復した。

トランプ米大統領が日本に対する相互関税の負担軽減措置と自動車関税の15%への引き下げを盛り込んだ大統領令に署名したことが好感され、輸出関連銘柄を中心に買い注文が増えた。前日の米国市場で米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が高まり、主要な株価指数が上がったことも追い風となった。

歌手・橋幸夫さん死去 82歳 「いつでも夢を」で日本レコード大賞

歌手・橋幸夫さん死去 82歳 「いつでも夢を」で日本レコード大賞

「潮来笠」「いつでも夢を」で知られる歌手の橋幸夫(はし・ゆきお、本名・幸男=ゆきお)さんが4日、亡くなった。82歳。通夜は9日午後6時、葬儀は10日正午、東京都文京区小石川3の14の6の無量山伝通院。喪主は妻真由美(まゆみ)さん。

1960年、「潮来笠」でデビュー。同年、NHK紅白歌合戦に初出場した。62年には女優の吉永小百合さんとのデュエット「いつでも夢を」が大ヒットし、日本レコード大賞を獲得。翌年には吉永さんとそろって出演した同名の映画も公開され、人気を博した。股旅演歌から音頭物、都市歌謡、洋楽系ダンス音楽までジャンルを問わず、大衆の要求を視野に入れた歌謡曲を表現し一時代を築いた。

都議会→「エジプト小池ゆりこ神殿」 グーグルマップで書き換え多発

都議会→「エジプト小池ゆりこ神殿」 グーグルマップで書き換え多発

米グーグルの地図アプリ「グーグルマップ」で、東京都議会議事堂(新宿区)が「エジプト小池ゆりこ神殿・東京都議会議事堂」に、都庁(同)の中にある「観光情報センター」が「東京エジプト観光情報センター」に書き換えられたことが判明した。都は5日早朝に書き換えを把握。グーグルに修正を要請した。

小池百合子知事はエジプト・カイロ大卒と公表している。8月にエジプト首相と会談し、関係機関でエジプト人労働者の雇用や教員の専門性向上などに関する覚書や合意書を結んでいた。

パレスチナ国家承認の是非検討 日本政府、22日に立場表明へ

パレスチナ国家承認の是非検討 日本政府、22日に立場表明へ

政府は、今月22日に米ニューヨークの国連本部で開かれる国連総会に合わせた会合で、パレスチナの国家承認に関する日本の立場を表明する方針を固めた。パレスチナやアラブ諸国は日本に承認を求めており、政府は承認の可否を検討している。

パレスチナ自治区ガザ地区や近郊では紛争に加え、飢饉(ききん)も発生。イスラエルによる入植拡大などをけん制するため、同じ主要7カ国(G7)のフランス、イギリス、カナダなどが相次いで国家承認する意向を示した。22日の会合では多数の国が承認を表明する見通しだ。

「安全の保証」計画承認 26カ国が軍事貢献…ウクライナ有志連合

「安全の保証」計画承認 26カ国が軍事貢献―ウクライナ有志連合

ウクライナ和平を目指す欧州主体の「有志連合」35カ国は4日、フランス・パリでの対面とオンラインによる首脳会合を開いた。スターマー英首相と共同議長を務めたマクロン仏大統領は終了後に記者会見し、ロシアによる侵攻終結後のウクライナへの派兵など、「安全の保証」に関する計画が承認されたと明らかにした。焦点となっている米国の関与については「近くまとまる」と述べるにとどめた。

安全の保証は、ウクライナ軍強化や国際部隊の派遣、米軍の関与が柱。米欧首脳は8月18日の会談で「欧州が大きな負担をし、米国が支援する」原則で一致し、欧州が立案を担当した。トランプ米大統領は地上部隊の派遣を否定しており、どのような貢献を行う考えかはっきりしていない。