- 帰省ラッシュ本格化、出国ピーク 東海道・山陽新幹線、乱れ長引く
- 日本海側、29日にかけ大雪警戒 北―西日本、冬型の気圧配置続く
- 肝煎り防災・地方創生に重点 参院選攻防、予算の行方見えず…石破首相
- 北朝鮮兵に週1000人以上の死傷者、一部は降伏せず自殺か…米大統領補佐官「家族への報復恐れ」
- 与野党、泥沼の政治対立 「国政まひ」懸念も…韓国
- トランプ氏を2度目の国賓招待か 英政府、異例の厚遇
- 中東情勢で連携確認 中国・イラン外相会談
- 25年春闘、スト辞さず 賃上げへ「迫力ある交渉」…JAM会長
- 三菱UFJ銀、ネットバンク復旧 サイバー攻撃で不具合
- 町の仕事、郵便局にお任せ 山形、全国初“丸ごと委託”
- 成田山新勝寺でお焚き上げ お札燃やし、御利益に感謝
- 学生が高齢者向けのかるた制作 読み札にフレイル予防のヒント
帰省ラッシュ本格化、出国ピーク 東海道・山陽新幹線、乱れ長引く
帰省ラッシュ本格化、出国ピーク 東海道・山陽新幹線、乱れ長引く
年末年始の帰省ラッシュが28日から本格化し、各地の駅や空港は混雑が続いた。成田空港は海外で年越しを迎える人たちで出国のピーク。東海道・山陽新幹線は朝に岡山県内で発生した沿線火災の影響で、列車の遅れが長引いた。年末寒波で日本海側を中心に大雪が予想されており、今後も道路の交通障害や交通機関の乱れには注意が必要だ。
日航と全日空によると、28日の羽田発国内線はほぼ満席。東海道新幹線は28日午前、東京発「のぞみ」の席がほぼ埋まった。高速道路各社は年末年始期間(27日~2025年1月5日)に、10キロ以上の渋滞が242回発生すると予測している。
日本海側、29日にかけ大雪警戒 北―西日本、冬型の気圧配置続く
日本海側、29日にかけ大雪警戒 北―西日本、冬型の気圧配置続く
強い冬型の気圧配置が29日にかけて続き、北日本から西日本の日本海側を中心に、大雪となる地域があるとして、気象庁は28日、交通障害に警戒を呼びかけた。電線や樹木への着雪、なだれにも注意が必要だ。
29日午後6時までの24時間予想降雪量は、いずれも多い地域で、北陸60センチ、北海道、東北50センチ、関東甲信、東海、近畿40センチ。28日午後4時時点の3時間降雪量は、福井県大野市23センチ、岐阜県白川村、福島県只見町17センチ、新潟県津南町15センチなど。
肝煎り防災・地方創生に重点 参院選攻防、予算の行方見えず…石破首相
肝煎り防災・地方創生に重点 参院選攻防、予算の行方見えず―石破首相
石破茂首相は、就任後初めて臨んだ2025年度予算案の編成で、自身肝煎りの防災や地方創生に重点を置いた。来年1月召集の通常国会では、少数与党として野党の協力を得つつ、年度内成立に全力を挙げる構え。だが、夏の参院選を見据える野党側の攻勢は必至で、審議の行方は見通せない。
首相は27日、予算案の閣議決定を受けて首相官邸で記者団の取材に応じ、「野党の賛成がなければ成立しない。丁寧に説明し、賛成してもらえる環境を醸成したい」と述べた。
予算案は、首相が意欲を示す26年度中の「防災庁」設置に向け、内閣府防災部門の人員と予算を大幅に拡充。地方創生に関しても、交付金を2000億円に倍増した。
北朝鮮兵に週1000人以上の死傷者、一部は降伏せず自殺か…米大統領補佐官「家族への報復恐れ」
北朝鮮兵に週1000人以上の死傷者、一部は降伏せず自殺か…米大統領補佐官「家族への報復恐れ」
米国のジョン・カービー大統領補佐官は27日、ロシア西部クルスク州に派遣されている北朝鮮軍の部隊について、ウクライナ軍との戦闘で過去1週間に1000人以上の死傷者を出していると記者団に明らかにした。一部はウクライナ軍に降伏せず、自殺を選んでいるという。
カービー氏は自殺した北朝鮮兵について「捕らわれた場合、北朝鮮にいる家族に対する報復を恐れたためだろう」と述べた。北朝鮮の部隊は「高度に洗脳」されており、攻撃が無駄だと明らかな場合でも攻撃を強行していると指摘した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、北朝鮮兵の死傷者が3000人以上に上っているとの見方を示している。
与野党、泥沼の政治対立 「国政まひ」懸念も…韓国
与野党、泥沼の政治対立 「国政まひ」懸念も―韓国
韓国の革新系最大野党「共に民主党」が、大統領代行の韓悳洙首相の弾劾訴追にまで踏み切った背景には、尹錫悦大統領を罷免し早期の次期大統領選実施に持ち込もうという思惑がある。保守系与党「国民の力」は国政トップを次々と職務停止に追い込む野党の強引な手法に強く反発し、政局は泥沼化の様相。権力の空白による外交や経済への悪影響も出ており、「国政まひ」の懸念は高まる一方だ。
「尹錫悦を罷免し、擁護する勢力を根絶する」。共に民主党の李在明代表は27日、韓氏の弾劾訴追案の採決を前に声明を出し、こう気勢を上げた。
国民の力の権性東院内代表は、「国を滅ぼしてでも権力を得るという卑劣な欲望を如実に示した」と野党への批判を強めており、与野党の対立は出口が見えない。
トランプ氏を2度目の国賓招待か 英政府、異例の厚遇
英紙デーリー・テレグラフ(電子版)は27日、英政府がトランプ次期米大統領を国賓として英国に招待することを検討していると報じた。実現すればトランプ政権1期目の2019年6月以来、2度目となる。外国の元首が英政府から国賓待遇の招待を2度受けるのは異例。
中東情勢で連携確認 中国・イラン外相会談
中国の王毅共産党政治局員兼外相とイランのアラグチ外相が28日、北京で会談し、アサド政権崩壊後のシリア情勢やパレスチナ問題について意見交換した。中東情勢への対応で足並みをそろえることを確認したほか、新興国グループ「BRICS」などの枠組みを通じた協力強化で一致した。
中国外務省によると、王氏は対立する米国を念頭に「世界の多極化は止められず、一方的な覇権は支持を得られない」と強調。米欧のイランに対する制裁や「中東諸国への外部からの干渉」に反対すると表明した。アラグチ氏は「中国との包括的戦略パートナーシップの発展はイラン外交の優先事項だ」と応じた。
習近平政権は、ロシアやイランが後ろ盾だったアサド前政権を支持してきた経緯があり、シリア情勢の行方に神経をとがらせている。
25年春闘、スト辞さず 賃上げへ「迫力ある交渉」…JAM会長
25年春闘、スト辞さず 賃上げへ「迫力ある交渉」―JAM会長
機械や金属関連の中小企業労働組合を中心に構成する「ものづくり産業労働組合(JAM)」の安河内賢弘会長は28日までに時事通信のインタビューに応じ、中国経済の減速などを背景に、2025年春闘の労使交渉は厳しくなるとの見通しを示した。その上で「ストライキという選択肢を捨てず、(加盟組合には)迫力ある交渉をしてもらいたい」と強調した。
安河内氏は高水準の賃上げを実現した24年春闘と比べ、「25年春闘は自動車産業や中国を中心とした半導体関係が苦しく、全体的に厳しい状況。労使で主張点が対立するかもしれない」と指摘。ただ、人手不足は深刻で、「賃金を上げざるを得ない状況が続いている」と述べた。
三菱UFJ銀、ネットバンク復旧 サイバー攻撃で不具合
三菱UFJ銀行は28日、個人向けインターネットバンキング「三菱UFJダイレクト」で発生した不具合が解消され、復旧したと明らかにした。サイバー攻撃を受け、26日から生体認証によるログインができない場合があるなど不安定な状態が続いていた。
町の仕事、郵便局にお任せ 山形、全国初“丸ごと委託”
山形県西川町は、町中心部から20キロ以上離れた大井沢地区で、地元郵便局長を町の大井沢支所の「副支所長」に起用し、支所の業務を郵便局に全面委託した。日本郵便によると、こうした全面委託は全国で初めて。過疎地の人口減少に伴い、各地で自治体支所の存続が難しくなる中、住民向けの行政サービスを維持し続ける方策として注目されそうだ。
成田山新勝寺でお焚き上げ お札燃やし、御利益に感謝
千葉県成田市の成田山新勝寺で28日、1年間に納められたお札(護摩札)を燃やして御利益に感謝する、師走恒例の「納め札お焚き上げ」が行われ、約3万枚のお札が順次、炎の中に投げ入れられた。新勝寺のお札は、本尊の不動明王の分身とされる。古いお札を焼く炎は「智慧の火炎」と呼ばれる。
新勝寺は2025年の正月三が日、初詣の人出を新型コロナウイルス感染拡大前と同程度の約300万人と見込む。
学生が高齢者向けのかるた制作 読み札にフレイル予防のヒント
大阪樟蔭女子大学(東大阪市)の学生が、高齢者向けのかるたを制作した。読み札には、年を重ね体が衰え始める「フレイル」を予防するヒントが詰まっている。日本医学会連合のキャッチフレーズ「80歳まで自分の足で歩こう」にちなみ、「80GO(はちまるゴー)かるた」と名付けた。
コロナをきっかけに自宅に引きこもったままの高齢者を再び地域の集まりなどの場に呼び戻そうと、管理栄養士を目指して学んでいる9人が考案。クラウドファンディングで約200万円の資金を集めて作った。