中村逸郎氏「プーチンのゴールはウクライナの焦土化」と考察 復興や併合はない?

プーチンのゴールはウクライナの焦土化 国際

中村逸郎氏「プーチンのゴールはウクライナの焦土化」と考察 復興や併合はない?(スポニチ 2022年4月19日 16:34)

ロシア政治を専門とする筑波学院大・中村逸郎教授が19日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演。プーチンの軍事侵攻のゴールについて、「ウクライナの焦土化」との見方を示した。

MCの石井亮次アナウンサーが「プーチンのゴールはどこですか」と尋ねると、中村氏は「一言で言いますと、このウクライナという国土を焦土化してしまって、誰も住めないようにしてしまってやろうという、プーチン大統領のこれまでの、ウクライナだけではなくて欧米に対する復讐」と回答。

続けて、「焦土化してしまうと、ウクライナ約4000万人の人口がいるわけですけども、その人たちをどんどんどんどんヨーロッパに難民として送り出してやろうと。そして、その結果として、ヨーロッパは受け入れを巡って、足並みが乱れて、EU諸国内で分裂が起こってしまう。そこを実は、プーチン大統領は見ている」と解説した。

シリア内戦の事例から、中村氏は「プーチン大統領はもうおそらく、ウクライナっていうものを復興しようとか、併合しようとするわけではなくて、もう焦土化してしまおうというのが最終的なプーチン大統領の狙いなのかなって」と考察した。