元衆院議員・金子恵美氏「『あっただろうな』と思った。さほど驚いていない」 「裏金要求」音声データ、主なやりとり

泉田議員と星野県議_選挙で裏金要求問題 政治・経済

金子恵美氏、泉田議員の「裏金要求」告発に「『あっただろうな』と思った。さほど驚いていない」

金子恵美氏、泉田議員の「裏金要求」告発に「『あっただろうな』と思った。さほど驚いていない」(スポーツ報知 2021年12月2日 15時20分)

2日放送のTBS系情報番組「ゴゴスマ」(月~金曜・午後1時55分)では、泉田裕彦衆院議員が10月の衆院選を巡り、自民党新潟県連元会長の県議から裏金を要求されたと主張。県連に県議の除名を求める文書を提出する考えを示した一件を特集した。

元新潟4区選出の元衆院議員でタレントの金子恵美氏は番組の取材に答え、「今回の話を聞いた時に『あっただろうな』と思った。さほど驚いていない」とコメント。

自身も衆院選出馬の際、先輩の県議から「お金を用意しないと勝てないよ」と言われ、断ったが、本当に(選挙活動で)動いてくれない人もいたことを明かした上で「選挙では身内のご機嫌とりもしなければいけないし、ただでは動かないというところもある」と返答した。

泉田議員「裏金要求」音声データ 主なやりとり「2000~3000万出すのにもったいながったら人生終わるよ」

【独自】泉田議員「裏金要求」音声データ入手…「2000~3000万出すのにもったいながったら人生終わるよ?」主なやりとり(FNNプライムオンライン 2021年12月3日 金曜 午後4:05)

自民党の泉田裕彦衆院議員が、かつて“新潟のドン”と言われた星野伊佐夫新潟県議から裏金を要求されたと告発した問題で、証拠とされる音声を入手した。

音声は、泉田氏が星野県議から裏金を要求されたとされる際に録音された。主なやりとりは以下。

星野県議とされる人物:それでさ今日の話は誰も知らない。
泉田議員:うんうん。
星野県議とされる人物:これはまあ俺も共犯というか

星野県議とされる人物:それで泉田さん 勝とうさ どう思うね。
泉田議員:やっぱり小選挙区で勝つかどうかで全然違いますもんね。
星野県議とされる人物:もしさ比例でひっかからなかったら終わりだよ。
泉田議員:うん。
星野県議とされる人物:このままでいったら比例ひっかからないんだから、だめだね。このままじゃ比例ひっかからない。結局しくじってやられるのはあなたと俺なんだよ。

星野県議とされる人物:とにかく必要経費を早くまこう。もう余裕がない。選挙が始まってからなんてバカはいない。今だ、今でも遅いくらい。

星野県議とされる人物:ここに2000万や3000万出すのにもったいながったら人生終わるよ?

星野県議とされる人物:ね?そこなんだよそれは。あの大部分は領収書もらえるやつだから。

星野県議とされる人物:これねいちいち警察に報告してやるわけじゃないんだから。これはね早くしないとあとで悔いが残ると。1億や2億の話じゃなくなるから。そんなもんじゃなくなるから。

星野県議とされる人物:2000万や3000万の金を惜しんで一生を投げちゃいけない、いけないよ?
泉田議員:だからあの違法行為にならないようにしないといけないので。
星野県議とされる人物:いやそんなものはね、そんなものはね、いいですか、はっきり言うよ。言葉の問題だけであって実際はそんなもの気にしている候補者なんか1人もいないからね。

泉田議員:先生ちゃんと寄付できるときに言ってくれればいいのにどうしたらいいんですかね。
星野県議とされる人物:だからさ、この話はもう早く言えば秘書の耳にも入れてはならない。あんた1人1人の腹、だーれにも言っちゃならないこれはこの話は。

泉田議員:でもまかないとだめなんでしょ?
星野県議とされる人物:まくというのはばらまくんじゃねぇちゅうて。実力者、地区地区の(個人名)

泉田議員:だから寄付の期限があるから。でも事務所から聞いているはずですよ。寄付の期限があるからこの期限に言ってくれと。
星野県議とされる人物:それとはまた違うんだよなあ。それとはまた違うんだよ。俺の言っている意味はね。

泉田議員:あの広島で(買収事件が)あったでしょう。
星野県議とされる人物:そんなこと言ったらキリがねぇから。そんな話は表面の話なんだ。絶対ダメだよって言うのは当たり前。裏はみんなそういう世界なんだから。

泉田議員:お話は分かりました。
星野県議とされる人物:必要経費ということでね。領収書等々もらっておいてください。