選挙後の摘発と逮捕は、日本維新の会の風物詩

日本維新の会・赤木正幸氏の運動員、選挙違反で逮捕 政治・経済

維新候補・直山仁氏=落選を、買収疑いで書類送検 滋賀県警

維新落選候補を買収疑いで書類送検 滋賀県警(産経新聞 2021/11/30 07:00)

10月31日に投開票された衆院選に滋賀3区から立候補し、落選した日本維新の会の直山仁(ひとし)氏(49)の陣営をめぐり、選挙運動の見返りとして運動員に報酬を支払ったとして、滋賀県警が29日、公選法違反(買収)の疑いで直山氏を書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かった。また、運動員として報酬を受け取った大学生ら11人も同法違反(被買収)の疑いで書類送検した。

捜査関係者によると直山氏は公示後、数回にわたり、滋賀県草津市の選挙事務所で、投票を呼び掛けるといった選挙運動の見返りとして、運動員だった大阪府内の大学に通う学生ら11人に計約6万円を報酬として渡した疑いが持たれている。

直山氏は大阪市出身の会社員で、衆院選では滋賀3区から維新の公認候補として出馬。同区には4人が立候補し、自民党の武村展英氏(49)に次ぐ4万1593票を集めたが、比例復活はならなかった。

維新・赤木正幸氏=比例復活当選の選挙運動員を買収容疑で逮捕 兵庫県警

選挙運動員・森宏成(70、会社役員)容疑者を買収約束容疑で逮捕

維新・赤木氏の運動員を買収約束容疑で逮捕 ビラ配りで日当1万円超(朝日新聞 2021年11月5日 10時30分)

10月31日に投開票された衆院選の選挙運動の見返りとして運動員に報酬を約束したとして、兵庫県警は5日、兵庫4区で落選し、比例区で復活当選した日本維新の会の赤木正幸氏の選挙運動員を、公職選挙法違反(買収約束)容疑で逮捕し、発表した。逮捕されたのは、会社役員の森宏成容疑者(70)=同県小野市三和町。

捜査2課によると、森容疑者は10月初旬ごろ、ビラを配って赤木氏への投票を呼びかける運動員1人に、1日1万3千円の報酬を渡す約束をした疑いがある。公職選挙法は、事前に選挙管理委員会へ届け出のあった車上運動員などを除き、報酬を禁じている。

同課は、容疑への赤木氏自身の関与は「現時点では不明」としている。赤木氏は5日午前、朝日新聞の取材に対し、森容疑者は陣営幹部ではなく支援者の一人だとしたうえで、「逮捕に驚くとともに、なぜこうなったのかわからない。私は指示していない」と話した。

男の孫・森弐奈容疑者(22、無職)を逮捕

維新運動員に買収約束 共犯で22歳孫を逮捕(産経新聞 2021/11/6 20:18)

衆院選で兵庫4区から出馬し比例で初当選を果たした日本維新の会の赤木正幸氏(46)の選挙運動員に、日当を支払う約束をしたとして会社役員の男が逮捕された事件で、兵庫県警捜査2課などは6日、公選法違反(買収約束)の疑いで、男の孫で兵庫県小野市三和町の無職、森弐奈(にいな)容疑者(22)を逮捕した。

逮捕容疑は10月上旬ごろ、選挙運動の報酬として1日1万3千円を支払うという約束を自宅で祖父の宏成容疑者から持ちかけられ承諾。さらに宏成容疑者と共謀し同月中旬までの間、知人ら6人に対し、赤木氏の選挙運動を手伝う報酬として同額を支払う約束をしたとしている。

同課によると、6人はいずれも実際に赤木氏の選挙運動に従事していたとみられる。宏成容疑者が弐奈容疑者に運動員を募るよう指示したとみられ、同課が詳しく調べている。

会社役員男性は罰金50万円の略式命令、孫は起訴猶予

衆議院選挙 維新候補の小野市の運動員に罰金50万円略式命令(NHK 11月26日 19時31分)

10月の衆議院選挙で、当選した日本維新の会の候補者の運動員で小野市の会社役員が自分の孫に、選挙運動の報酬として違法に現金を渡す約束をしたとして、裁判所から罰金50万円の略式命令を受けた。

略式命令を受けたのは小野市の会社役員の男性(70)。男性は、10月の衆議院選挙で、兵庫4区から立候補し、比例代表で当選した日本維新の会の赤木正幸氏の運動員だったが、公職選挙法違反(運動員買収約束)の疑いで、11月5日に逮捕された。

一方、孫は男性から運動員を集めるよう指示を受けて、知り合いに日当を渡す約束をしたとして、11月6に逮捕されたが、検察は26日に起訴猶予にした。