世界都市ランキング、大阪36位 5年連続で順位が低下
世界都市ランキング、大阪36位 5年連続で順位が低下(日本経済新聞 2021年11月24日 22:40)
森ビル系のシンクタンク、森記念財団都市戦略研究所(東京・港)は24日、「世界の都市総合力ランキング2021」を発表した。大阪は36位で20年の前回調査(33位)から順位を下げた。新型コロナウイルス禍で関西国際空港を発着する国際線が大幅に減便したことなどが響いた。大阪が順位を下げたのは5年連続となる。
ランキングは世界の主要48都市を対象に経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野、計70指標を指数化して作成した。国内の他都市では東京が前回と同じ3位を維持したほか、福岡は前年から経済などが伸びて順位を1つ上げて42位となった。
大阪は6分野のうち3分野で順位を下げた。交通・アクセスで順位を4つ下げた。居住では行政サービスなどのオンライン化の遅れや小売店舗の減少などが影響した。
米山隆一氏「維新のせいと言いたくありませんが…」 大阪が世界都市ランク5年連続ダウン
米山隆一氏「維新のせいと言いたくありませんが…」 大阪が世界都市ランク5年連続ダウン(東スポ 2021年11月25日 15時30分)
衆議院議員の米山隆一氏(54)が25日、ツイッターを更新。「世界都市ランキング」で大阪がランキングを落としていることに言及した。
「世界都市ランキング」は森記念財団都市戦略研究所が24日に発表。ロンドン、ニューヨークに続き、東京が3位に入っている。
一方で米山氏は「大阪5年連続ランキング低下です」と今年もランキングを落とし、36位となった大阪に言及。
「別に維新のせいと言いたいのではありませんが、維新が盛んに喧伝する『維新のお陰で公共トイレが綺麗になった!』は魚沼市でも生じた事で、少なくとも彼らの言う『維新のお陰で(他の都市と比べて)大阪が良くなった!』は事実ではありません」と自身の出身地の新潟県・魚沼市と比較し、維新の会を持ち上げる傾向に疑問の声をあげた。
都市戦略研究所「世界の都市総合力ランキング 概要版 2021年11月」
都市戦略研究所
「世界の都市総合力ランキング 概要版 2021年11月」
「世界の都市総合力ランキング」(Global Power City Index, GPCI)は、国際的な都市間競争において、人や企業を惹きつける“磁力”は、その都市が有する総合的な力によって生み出されるという考えに基づき作成されたものである。
GPCIでは、世界の主要都市の「総合力」を経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野で複眼的に評価し、順位付けしている。
GPCIは、順位そのものだけでなく、ランキングの構成要素を分析することで、変わりつつある世界の中で、各都市がどのような強みや弱み、課題を有しているのかを詳細に把握することができる。