ロシアによるウクライナ侵攻で「軍備の増強」、安倍晋三元首相の銃撃事件で「警察力の強化」が推し進められる。戦前の昭和史のような状況になりつつある。<小沢一郎政治塾>

小沢一郎政治塾 政治・経済

誰も批判しないで、なんとはなしに「しょうがない、しょうがない」という状況になる。

立憲・小沢一郎氏「統制社会へのなんとなしの雰囲気が出てくる」(朝日新聞 2022年9月19日 15時13分)

ロシアのウクライナ侵略と、安倍晋三元首相の暗殺は、日本社会に非常に大きな影響をもたらしていると思う。軍備の増強が何の抵抗もなく進められつつある。また、警察力が強化され、同時に、規制の強化につながる。要するに権力と基本的人権の問題、統制社会へのなんとなしの雰囲気が、どんどんこれから出てくる。

このままで行くと、殺された安倍さんが一番願ってた方向かもしれないけれども、あやまった国家主義的な、いわば戦前の昭和史のような状況になりつつある。(日本人は)とにかくムードで流されるわけだから、本当に困った話だ。誰も批判しないで、なんとはなしに「しょうがない、しょうがない」という状況になる。しっかりと日本人自身が自立して、自分で考えて判断できるようにならなければいけない。(都内で開かれた「小沢一郎政治塾」での講演で)

警察力の強化は規制力の強化につながる。統制社会への雰囲気がどんどん出てくる

小沢一郎氏が安倍元首相銃撃事件受け「統制社会への雰囲気。安倍氏が一番願っていた方向かも」(日刊スポーツ 2022年9月19日18時9分)

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、都内で開いた自身の政治塾で講演し、安倍信三元首相の銃撃事件を受けて今後、警察力の強化が推進されるとの見通しを示したうえで「警察力の強化は規制力の強化につながる。統制社会への雰囲気がどんどん出てくる」と、危機感を示した。

「殺された安倍さんがいちばん願っていた方向かもしれない。戦前の昭和史のような状況になりつつある」とも、指摘した。

一方で小沢氏は、岸田政権の内閣支持率について、毎日新聞社が18日に発表した世論調査で29%と3割を割り込み「危険水域」に入ったことを念頭に、「(今は)岸田政権の支持率は下がっているが、選挙になれば(有権者は)自民党に投票する」と指摘。

その上で政権交代の必要性をあらためて主張。「野党はダメといわれるし、ダメなことも事実だが、政権を代えることで今の濁った利権体質の政治を変えられる。それだけでもいいじゃないか」「野党に行政能力や政治能力がある、なしということ以前の問題だ」と強調した。

若い塾生らを前に「自立した人間がいて初めて、民主主義が成り立つ。日本の民主主義がまだまだ定着していないのは、国民自身が自立していないからだ」と主張。「諸君の時代をいい時代にするもしないも、君たち自身の力だよ。私は若い、次の世代の人に非常に期待している」と、呼びかける場面もあった。

ロシアによるウクライナ侵攻で「軍備の増強」、安倍晋三元首相の銃撃事件で「警察力の強化」が推し進められる

戦前の状況になりつつある 立民・小沢氏(JIJI.COM 2022年09月19日14時23分)

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、東京都内で開いた自身の政治塾で講演し、ロシアによるウクライナ侵攻で「軍備の増強」、安倍晋三元首相の銃撃事件で「警察力の強化」が推し進められる恐れがあると懸念を示した。その上で「殺された安倍氏が一番願っていた方向かもしれないが、誤った国家主義的、復古主義的な、戦前の昭和史のような状況になりつつある」との見方を示した。

政権をかえることで濁った利権の体質の政治をかえられる

立憲民主党・小沢一郎氏、政権交代訴え 「野党もダメ」(日本経済新聞 2022年9月19日 16:30)

立憲民主党の小沢一郎氏は19日、都内で開いた自身の政治塾で講演した。「政権をかえることで濁った利権の体質の政治をかえられる」と訴えた。「野党もダメなことも事実」と指摘する一方で「野党に行政能力や政治能力がある、なし以前の問題だ」と語った。

安倍晋三元首相の銃撃事件が警察力や規制の強化につながると指摘し「統制社会への雰囲気が出てくる」と述べた。「殺された安倍氏が一番願っていた方向なのかもしれないが、誤った国家主義や復古主義、戦前の昭和史のような状況になりつつある」と主張した。

統制社会への雰囲気がどんどん出てくる。戦前の昭和史のような状況になりつつある

「統制社会への雰囲気」 安倍氏銃撃で指摘 立憲・小沢氏(毎日新聞 2022/9/19 17:19 最終更新 9/19 17:19)

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、東京都内で開いた自身の政治塾で講演した。安倍晋三元首相銃撃事件を受け、警察力と同時に規制も強化されるとの見方を示し「統制社会への雰囲気がどんどん出てくる。戦前の昭和史のような状況になりつつある」と述べた。「殺された安倍氏が一番願っていた方向なのかもしれない」