政治・経済

<社説>国の指示権拡大/地方自治をゆがめる懸念…神戸新聞

大規模な感染症や災害などが起きたとき、自治体に対する国の指示権を拡大する地方自治法改正案が、衆院で審議入りした。国は指示が必要となる事態を具体的に示しておらず、乱用されれば国と自治体の対等な関係をゆがめ、地方分権に逆行するおそれがある。強い懸念を抱かざるを得ない。
国際

イスラエルはハマスの罠にはまった…「3つの圧力」に追い込まれたネタニヤフ、ガザ戦争の出口は見えず

この理屈でいけば、イスラエルはハマスが仕掛けた罠にまんまとはまったことになる。ハマス壊滅の目標には程遠く、国際社会でイスラエル批判が高まるなか、ネタニヤフは3方向からの圧力によって窮地に追い込まれている。
政治・経済

「暴風なみの風」小田原市長選で自民党系候補が屈辱の大敗…河野太郎氏、小泉進次郎氏の “神通力” も通じず

選挙戦では、地元の牧島氏はもちろん、河野氏と小泉氏が応援に入って支持を訴えたのですが……もはや両氏の “神通力” も通じないほど自民党は支持を失っています。
政治・経済

“岸田方式”と呼ばれる岸田首相の「脱法パーティー」 主催は“任意団体”、収支を公表せず収益を寄附させる手口は“政治とカネの不正”の温床になる懸念

ところが、岸田首相が指示して与党が合意した改正方針の骨子は、「茂木方式」の規制には触れているが、「岸田方式」の“脱法パーティー”の禁止は議論に上がっていない。岸田首相は自分の“脱法行為”を野放しにしておこうというのだ。
政治・経済

「発想がブラック企業」維新の会“法令遵守“SNSで促した議員を「悪口流したら懲戒免職」に批判殺到

日本維新の会の馬場伸幸代表(59)は5月16日、4月の衆院東京15区補選で維新の”公職選挙法違反の疑い”をSNSで指摘した足立康史衆院議員(58)に対し、党紀委員会を招集すると明らかにした。
政治・経済

自民党がフリーなカネ「政策活動費」温存に一生懸命 独自の政治資金規正法改正案を提出 しっかり穴だらけ

自民党は17日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正案を衆院に単独で提出した。連立与党の公明党ですら共同提出を拒む異例の状況で、野党は「検討対象にも値しない」と一斉に批判。
社会

日本総合研究所会長・寺島実郎「今後、日本は一体何を生業としていくのか。もっと真剣な議論が必要だ」

日本人は今、アベノミクスについて真剣に問い直す必要があります。今はそれを何とかしてソフトランディングさせなければいけません。財政規律をしっかりと守る方向を目指しながら、段階的に日本の産業のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を高めていくことです。
社会

飛行機内での迷惑行為がバレたフワちゃんのプライドの高さ 「一般人は格下」という「選民意識」が露呈

フワちゃんもその一人ではなかったか。テレビでは自由奔放に振る舞っているが、実は頑張り屋で礼儀正しいというキャラだったはずが、一周回ってやっぱり非常識な人だったというエピソードがバラされ大きな反響を呼んでいる。
政治・経済

自民・塩谷立氏に議員辞職を迫った“一般人”森喜朗元首相の何サマ…《まるで「マフィア」》

《「元総理大臣」というだけで、有権者から選ばれた国会議員を呼び出し、「辞めろ」と迫る異常》《「自民党」という組織はまるで「マフィア」のようだ》――。SNS上でも驚きの声が尽きない。
政治・経済

維新・馬場代表が自民に“助け船”で大炎上! 裏金事件の実態解明「無理じゃないか」発言の姑息な狙い

さすがは“ゆ党”の代表である。日本維新の会の馬場代表が先週の会見で、維新を含む野党3党が、裏金議員44人に対して衆院「政倫審」での弁明を求めていることについて「何の効果があるのか」と否定的な見解を述べてみせた。
社会

リニア工事で井戸枯渇、ため池にひび…住民「元に戻して」 岐阜・瑞浪市、井戸水の家庭もある集落

リニア中央新幹線のトンネル掘削工事の影響で、14日までに井戸などの水位が低下していることが明らかになった岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)町。井戸水を利用する家庭もある山あいの集落では、住民はショックを隠せず、「環境を元に戻して」と望みを口にした。
政治・経済

警告されていた大阪万博会場の「メタンガス爆発」が現実に、甘すぎる防災計画に不安しかない

一歩間違えていたら大惨事だった。3月28日午前11時頃、大阪市此花区の大阪・関西万博会場予定地の夢洲(ゆめしま)で作業員が屋外イベント広場にあるトイレで溶接作業をしていたところ爆発が起きた。地下にたまっていた可燃性ガスに火花から引火したとみられる。
政治・経済

<社説>規正法与党案/改革の本気度が疑われる…神戸新聞

岸田文雄首相は今国会での規正法改正を明言している。与党案を押し通せば、国民の信頼回復は遠のくばかりだ。抜本改革を唱えるなら、野党案を全面的に取り入れる覚悟で国会審議に臨むべきだ。
科学・技術

政府支援の光と影「半導体人材」が増えぬ深刻事情

国策として怒涛の勢いで進められている、半導体産業への支援。一方で、支援について「今後は何を作るか、回路設計が重要になる」と指摘するのは、東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻の竹内健教授だ。
政治・経済

歴史的円安の背景 日本の“国力低下”【風をよむ】サンデーモーニング

依然として、歴史的な円安が続く日本。円安は、一部の企業に好決算をもたらす一方、深刻な負の側面が見えてきました。